「ボンボンショコラ」と「プラリネ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも甘い洋菓子の一種ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ボンボンショコラ」と「プラリネ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ボンボンショコラの定義
広辞苑で「ボンボン」を調べてみると、
キャンデーの一種。糖製品でリキュール・果汁などを包んだ一口大のもの。さらにチョコレートで包んだものもある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ボンボンショコラ」は中に詰め物をした一口サイズのチョコレートであることが分かりました。
中に詰めるものは、ナッツやプラリネ、リキュールなど様々です。
1912年にベルギーで「プラリーヌ」という名前で発売されて世界中に広まりましたが、当時フランスでは別のお菓子に「プラリーヌ」という名前がつけられていたため、このベルギーから入ってきたお菓子は「ボンボンショコラ」という別の名前で呼ばれるようになりました。
ボンボンショコラの形には2種類あり、フランス方式で作られるものは四角いシンプルな形で、ベルギー方式の場合は貝殻型やハート型など比較的複雑な形状をしている場合が多いようです。
プラリネの定義
「プラリネ」を広辞苑で調べると、
アーモンドにシロップを絡ませて火を通し、キャラメル状にして挽いたもの。ケーキやチョコレートに風味をつけるために用いる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「プラリネ」は煮詰めた砂糖にナッツを加えてキャラメル状にしたものであることがわかりました。
プラリネはボンボンショコラの中身として用いられることもあります。
ベルギーではボンボンショコラのことを「プラリーヌ」と呼ぶため、プラリネとボンボンショコラを同じものと誤解してしまう人が多いようです。
つまり「ボンボンショコラ」と「プラリネ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ボンボンショコラは「中にリキュール等の詰め物をした一口サイズのチョコレート」
- プラリネは「ナッツをキャラメル状にしたもので、ボンボンショコラの中身にも使う」
となり、「ボンボンショコラ」はチョコレートであるのに対し、「プラリネ」はナッツ菓子なので全く別物ですが、ボンボンショコラの元の名前であるプラリーヌがプラリネと似ているため、間違えやすいということが分かりました。
他にもケーキや菓子の違いについてまとめています。
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