「トルティーヤ」と「タコス」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも薄い皮に具材をはさんで食べるメキシコ料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「トルティーヤ」と「タコス」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
トルティーヤの定義
「トルティーヤ」を広辞苑で調べると、
メキシコで、トウモロコシの練粉ねりこを薄い円形に焼いたもの。
広辞苑 第七版 2137Pより [発行所:株式会社岩波書店]
スペインで、オムレツのこと。
とのことで、「トルティーヤ」はトウモロコシの粉を練って薄く焼いた生地であることがわかりました。
スペインにもトルティーヤという料理がありますが、オムレツのようなもので、全く別物です。
スペインのトルティーヤに形が似ていることから、メキシコでもトルティーヤと名付けられました。
トルティーヤは材料に小麦粉を使用することもあり、トウモロコシから作られたものは「コーントルティーヤ」、小麦粉から作られたものは「フラワートルティーヤ」と呼ばれます。

タコスの定義
「タコス」を広辞苑で調べると、
メキシコ料理の一種。トウモロコシの練粉ねりこをクレープ状に焼いたもので、肉・魚介・野菜などを包んで食べる。
広辞苑 第七版 1793Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「タコス」はトウモロコシの粉を練って焼いた生地で具材をはさんだ料理であることがわかりました。つまり、トルティーヤで具材をはさんだ料理ということになります。
軽食を意味するスペイン語の「taco」がタコスの由来であると言われていて、メキシコで最もメジャーな食べ物です。
タコスには、本場メキシコで生まれた「メキシカンタコス」と、そこから派生してできた「アメリカンタコス」の2種類があります。
アメリカンタコスはパリパリのトルティーヤでひき肉やレタス、トマト、アボカドなどを挟んで食べるのが一般的ですが、メキシカンタコスは柔らかいパンのようなトルティーヤで具材を挟んで食べます。また、メキシカンタコスには定番の具材というものはなく、何でもありの家庭料理です。

つまり「トルティーヤ」と「タコス」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- トルティーヤは「トウモロコシを練って薄く焼いた生地」
- タコスは「トルティーヤで具材を挟んで食べる料理」
となり、「トルティーヤ」は外側の生地の部分であるのに対し、「タコス」はトルティーヤを使った料理であるということがわかりました。
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