「付属」と「附属」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも同じ読み方の漢字ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「付属」と「附属」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
付属の定義
「付属」を広辞苑で調べると、
主たるものに付いていること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「付録」は主たるものに付いていること、ということがわかりました。
「付属」は、主体となるものに添付されている、またはそれに関連していることを指す言葉です。
「付属」について、日常的に使用される単語の一つに「付属品」があります。
例えばスマートフォンを購入した場合、スマートフォン本体とセットで付いてくる、充電ケーブルやイヤホンなどが「付属品」です。
つまり「付属」とは、主体となるものに関連している様子を表しています。
附属の定義
「附属」を広辞苑で調べると、
主たるものに付いていること。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「附属」は付属と同じ意味ということがわかりました。
「附属」は「付属」と同じ読み方同じ意味ですが、明確な違いがあります。
「附属」の「附」という漢字は、法令や公用文を記載する際に、必ず使用しなければならないとされています。
このため、特定の場合には「附属」という表現が適しており、より正式な文脈で使用されることが多い漢字です。
ちなみに、「附」よりも「付」の方が少ない画数のため、漢字革命以降は「付」が常用漢字となっています。
つまり「附属」は、公式な文脈や特定の場合に使用される漢字、となります。
つまり「付属」と「附属」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 付属は「主たるものに付いていること」
- 附属は「付属と同じ意味」
となり、「付属」は一般的な文書や日常会話でよく使われ、「附属」は公式な文脈や特定の場合に使用される漢字であることがわかりました。
起点と基点の違いはこちらでまとめています。
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