カスタードクリームとフラワーペーストの違い、あなたは説明できますか?
そもそも「フラワーペースト」を知らない人も多いはず。
このページを読めば「カスタードクリーム」と「フラワーペースト」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
カスタードクリームの定義
「カスタードクリーム」を広辞苑で調べると、
カスタードに小麦粉またはコーン‐スターチを加えて煮て、とろみをつけたもの。シュー‐クリームなどに用いる。
広辞苑 第七版 553Pより [発行所:株式会社岩波書店]
続いて「カスタード」を広辞苑で調べると
牛乳・卵・砂糖・香料をまぜたもの。また、これを焼いたり蒸したりして固めた洋菓子。
広辞苑 第七版 553Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とあります。
黄色いことからも分かる通り卵黄が使われており、卵を感じる甘いクリームです。
材料費も安価で自宅でも簡単に作ることが出来ますが日持ちはしません。
フラワーペーストの定義
「フラワーペースト」は広辞苑にもWikipediaにも掲載がなかったため、食品衛生法等でリサーチしたところ、「小麦粉や澱粉、ナッツやチョコレートなどを主要原料とし水あめ、ココア、油脂などを混ぜてペースト状にしたもの」で、「Flour(小麦粉)」と「Paste(ペースト)」を合わせた日本独自の造語ということが分かりました。
あまり効き馴染みのないフラワーペーストですが、日持ちのする菓子パン等に使用されていることが多く、カスタードの他、チョコレートクリームや抹茶クリーム、果物のクリームなど種類が豊富です。
卵が使用されていることもありますが、「カスタードなのに卵不使用」という商品の多くはフラワーペーストが使用されています。
つまり「カスタードクリーム」と「フラワーペースト」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- カスタードクリームは「牛乳・卵・砂糖・香料に小麦粉などを加えて煮て、とろみをつけたもので日持ちはしない」
- フラワーペーストは「小麦粉や澱粉などに水あめ、ココア、油脂などを混ぜてペースト状にしたもので日持ちがする」
となります。
またフラワーペーストは味を付けて販売されていることも多く、「チョコフラワーペースト」「ミルクフラワーペースト」などもあります。
他にも「食べ物」に関する違いをまとめていますので、併せてご閲覧ください。
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