なんだか似ている「ハッシュドビーフ」「ハヤシライス」「ビーフシチュー」「ビーフストロガノフ」の4つ。
牛肉を使う煮込み料理であることは分かりますが明確な違いを答えられる人は少ないと思われます…
このページを読めば「ハッシュドビーフ」と「ハヤシライス」と「ビーフシチュー」と「ビーフストロガノフ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ハッシュドビーフの定義
薄切りの牛肉と玉ねぎを炒め、トマト‐ソースやドミグラス‐ソースなどで煮込んだ料理。
広辞苑 第七版 2361Pより [発行所:株式会社岩波書店]
日本ではご飯にかけることが多いですが、パンやマッシュポテトを添えて食べる場合もあります。
ハヤシライスの定義
(hashed meat and rice)薄切りの牛肉・玉ねぎを炒め、トマト‐ケチャップやドミグラス‐ソースなどを入れて煮込み、飯の上にかけた洋風料理。
広辞苑 第七版 2390Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ライスと言うだけありご飯にかけて食べることが前提の料理です。
ハッシュドビーフとの明確な違いはありませんが、トマトケチャップ等が入ることが特徴です。
ビーフシチューの定義
牛肉を野菜などとともに長時間煮込んだ料理。
広辞苑 第七版 2431Pより [発行所:株式会社岩波書店]
広辞苑には調味料についての記載はありませんでしたが、ドミグラスソースやトマトピューレを使用し、ブラウンルーが主流となります。
また、肉や野菜などの具材がゴロゴロと大きいことが多いです。
ビーフストロガノフの定義
(ロシアのストロガノフ伯爵に因む)ロシア料理の一つ。牛肉・玉葱たまねぎ・マッシュルームをバターで炒め、サワー‐クリームで煮込んだもの。
広辞苑 第七版 2431Pより [発行所:株式会社岩波書店]
キノコが入ることも特徴で、サワークリームの酸味でさっぱりとした味わいです。
パスタやご飯にかけて食べることが多いです。
つまり「ハッシュドビーフ」と「ハヤシライス」と「ビーフシチュー」と「ビーフストロガノフ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ハッシュドビーフは「薄切りの牛肉と玉ねぎを炒め、トマトソースやドミグラスソースなどで煮込んだ料理」
- ハヤシライスは「ハッシュドビーフとの明確の違いはないが、トマトケチャップが入り、より万人向けの味」
- ビーフシチューは「牛肉を野菜などと煮込み、ドミグラスソースやトマトピューレで味付けした物。」
- ビーフストロガノフは「牛肉ときのこ、野菜をサワークリーム等で煮込んだロシア料理。」
となります。
特にハッシュドビーフとハヤシライスは広辞苑にも明確な違いが記載されていないほど、似た料理であることがわかりました。
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