すももとプラムの違い、あなたは説明できますか?
夏になるとスーパーや八百屋さんで売られているすももとプラムは見た目も味も良く似ていますが明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「すもも」と「プラム」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
すももの定義
「すもも」を広辞苑で調べると
バラ科サクラ属の落葉小高木。中国原産で、古く日本に渡来し、果樹として栽培。葉は小さく、広披針形または倒卵形。花は白色。果実はモモ様で小さく、酸味を帯びる。生食、またジャムなどにする。種子の仁は苦扁桃くへんとうと同様に薬用。近縁種にセイヨウスモモ(プラム)がある。
広辞苑 第七版 1587Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、すももは中国原産ですが古くから日本に渡り果樹園などで栽培されているため「日本すもも」と呼ばれています。
日本すももは英語で「plum(プラム)」や「Japanese plum」と呼ばれていますが、日本ではこの日本すももをプラムではなく「すもも」と呼んでいます。
つまり、日本ではすもも=日本すももとなります。
すももは赤紫色の皮に中身は黄色く、中に大きな種がある楕円形でが特徴です。
完熟すると甘いですが、「す」が付く名前の通り酸味が特徴の果物です。
「大石プラム」や「ソルダム」などの名前で似たような果物が売られていますが、どちらもすももの一品種となります。

プラムの定義
「プラム」を広辞苑で調べると、
西洋スモモ。
広辞苑 第七版 2592Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことでプラムとすももは同じものですが、日本で言うところのすももは「日本すもも」を指し、プラムは「西洋すもも」を指すなど、産地の違いで呼び分けられていることが分かりました。
そのため、プラム=すももとなります。
しかし、更に詳しく果樹園のサイト等でリサーチしていくと、生のすももを「プラム」、乾燥したものを「プルーン」と呼び分けている場合もあるほか、生のものでも西洋すももを「プルーン」、日本すももを「プラム」と呼ぶ場合もあるなどその境界線は非常に曖昧であることが分かりました。


つまり「すもも」と「プラム」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- すももは「日本すもものこと」
- プラムは「主に西洋すもものことを指し、乾燥させたものをプルーンと呼ぶのが一般的」
となり、日本産であるかヨーロッパ産であるかの違いで呼び分けられていることが分かりました。
しかし、品種名である「大石プラム」は日本製のものとなります。
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