「キムチ」と「水キムチ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも韓国の漬け物で、焼肉屋などでは定番の食べ物ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「キムチ」と「水キムチ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
キムチの定義
「キムチ」を広辞苑で調べると、
(朝鮮語kimch‘i)朝鮮の漬け物。塩漬にした野菜に、ニンニク・ショウガ・トウガラシ・塩辛などを合わせて漬け込む。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「キムチ」は塩漬けにした野菜に、ニンニク、ショウガ、トウガラシ、塩辛などを合わせて漬け込んだ漬け物であることが分かりました。
「キムチ」はもともと保存食として野菜を塩漬けにしたことが始まりとされています。これに香辛料を加えて今の「キムチ」が完成しました。
日本ではその辛さや独特の臭いから、人々にあまり馴染みのないものでしたが、1980年代に激辛ブームが起こったことで一気に「キムチ」が広まりました。スーパーなどで手軽に手に入ることから現在に至るまで各家庭でも食べられています。
水キムチの定義
「水キムチ」は広辞苑に掲載されていないため、Wikipediaや実際のレシピ等を調べると、「水キムチ」は野菜を薬味とともに水に漬けた漬け物であることが分かりました。
「水キムチ」はトウガラシが入っていないため辛味がないのが特徴で、辛いのが苦手な人や子どもでもおいしく食べることができます。
「水キムチ」は透き通ったスープもおいしく飲みことができ、スープには野菜などの旨味がたくさん染み出しています。
つまり「キムチ」と「水キムチ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- キムチは「塩漬けにした野菜に、トウガラシ、ニンニク、ショウガ、塩辛などを加えて漬け込んだもので、韓国発祥の保存食」
- 水キムチは「薬味を加えた水に野菜を漬けたもので、辛味はなく、スープまで飲み干せる」
となり、「キムチ」と「水キムチ」は漬け物であることは同じですが、見た目や味に違いがあることが分かりました。
キムチ鍋とチゲ鍋とスンドゥブの違いはこちらでまとめています。
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