お好み焼きと言えば全国的にメジャーな「関西風」か「広島風」ですが、「関東風」もあるのはご存じですか?
またそれぞれの違いは?と聞かれても説明できる人は少ないと思われます…
このページを読めば「関西風」と「広島風」と「関東風」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
関西風お好み焼きの定義
「関西風」の括りでは広辞苑の掲載が無かったので、「お好み焼き」で調べてみると
水で溶いた小麦粉に魚介類・肉・野菜など好みの材料を混ぜて、熱した鉄板の上で思いのままに焼きながら食べる料理。
広辞苑 第七版 406Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、まさに広く知られている「関西風お好み焼き」のイメージです。
実際に関西風お好み焼きは水と小麦粉に具材を混ぜたものを焼いています。
しかしこの「水と小麦粉に具材を混ぜて焼く」スタイルは実は関東発祥の物で、関西では場所によっては「薄く延ばした生地の上に具材をのせて焼く」お店もあるそうです。
広島風お好み焼きの定義
「広島風お好み焼き」も広辞苑に掲載がありませんので、wikipediaなどでリサーチしてみると
「薄く伸ばして焼いた生地の上に具材を重ねてひっくり返して生地と生地で挟み、「蒸し焼き」にする」のが特徴だそうです。
また、広島風お好み焼きには中華麺が入っていることが多いのも特徴です。
関東風お好み焼きの定義
「関東風お好み焼き」に関しても広辞苑に掲載がありませんのでwikipediaなどでリサーチしてみると、
「水と小麦粉に具材を混ぜて焼くもの」が関東での主流と言うことが分かりました。
一般的に言われる「関西風お好み焼き」と大差が無いようですが、「関西の方がこってりしている」と言う意見もあるようです。
そしてお店で食べる場合には、店員さんが焼いてくれる「関西」と「広島」に対し、関東では客が焼くことが多いようです。
また、1人1枚食べるのが一般的な「関西」と「広島」と違い、関東はピザの様にヘラで切り分けて皆で食べるのが主流でもあります。
つまり「関西風」と「広島風」と「関東風」お好み焼きの違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 関西風お好み焼きは「水と小麦粉に具材を混ぜて焼くお好み焼きが主流だが、薄く延ばした生地の上に具材をのせて焼くものもある」
- 広島風お好み焼きは「生地と生地の間に具材を挟み、蒸し焼きにしたお好み焼きで麺が入ることが多い」
- 関東風お好み焼きは「水と小麦粉に具材を混ぜて焼くもの」
となります。
地域により、焼き方、食べ方も異なりますが広辞苑に「好みの材料を混ぜて、熱した鉄板の上で思いのままに焼きながら食べる料理」と記載があるように、お好みのものを焼きながら好きに食べるのがお好み焼きです。
そのため、関西・広島・関東に留まらず各地域特有の調理法があるのもまた魅力です。
そのほか関東風・関西風の違いをいくつかまとめています。
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