お正月に頂くことの多いお雑煮ですが、ご家庭でも「関西風(西日本)」か「関東風(東日本)」に別れます。
では「関西風と関東風のお雑煮」の明確な違いとは何なのでしょうか。
このページを読めば「関西風お雑煮」と「関東風お雑煮」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
関西風お雑煮の定義
「関西風」の括りでは広辞苑の掲載が無かったので、まずは「雑煮」で調べてみると
餅を主に仕立てた汁もの。新年の祝賀などに食する。餅の形、取り合わせる具、汁の仕立て方など地方により特色がある。
広辞苑 第七版 1696Pより [発行所:株式会社岩波書店]
お餅の形、具材、汁に違いがあるようです。
お雑煮の関西風は大きく西日本が分類されます。
では西日本で食される関西風お雑煮についてWikipedia等でリサーチしてみると、
煮た丸餅を白味噌の汁で頂くのが関西風と呼ばれるお雑煮ということが分かりました。
具材については、里芋・大根・人参などを入れるのが一般的ですが、地域によりあんこ餅や、猪肉、鶏肉など具材は多岐に渡り、味噌やだしの違いもあります。
関東風お雑煮の定義
お雑煮の関東風は大きく東日本が分類されます。
では東日本で食される関東風お雑煮についてWikipedia等でリサーチしてみると、
焼いた角餅をすまし汁に入れることが分かりました。
「すまし汁」を広辞苑で調べてみると、
かつおぶしなどを煮出し、醤油・塩で淡泊な味をつけて、透明にしたてた汁。
広辞苑 第七版 1583Pより [発行所:株式会社岩波書店]
醬油ベースの透き通った汁と言うことが分かります。
具材については、大根や人参などの野菜の他、地域によってイクラ等の海の幸を入れるようです。
つまり「関西風」と「関東風」お雑煮の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 関西風お雑煮は「白味噌の汁に煮た丸餅と具材が入ったもの」
- 関東風お雑煮は「澄まし汁に焼いた角餅と具材が入ったもの」
となります。
お餅の形の他に、煮るか焼くかの違いがあるのは驚きです。
具材はこれが入れば関西・関東というものはなく、もっと細かい地域に分かれるようです。
そのほか関東風・関西風の違いをいくつかまとめています。
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