「上白糖」と「グラニュー糖」の違い、あなたは説明できますか?
白砂糖を購入しようとしたら「上白糖」と「グラニュー糖」の2つがあって迷われた経験のある方もいるのではないでしょうか。
このページを読めば「上白糖」と「グラニュー糖」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
上白糖の定義
上質の白砂糖で、三盆さんぼんに次ぐもの。
広辞苑 第七版 Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、上白糖は高級砂糖とされる「和三盆」に次ぐ、上質な白砂糖であることが分かりました。
上白糖はサトウキビや甜菜から作られており、粒子が細かくしっとりとしていて、甘みが強くコクがあるのが特徴です。
溶けやすく、何にでも合うため、多くの料理に使われます。
グラニュー糖の定義
(granulated sugar)精糖の一種。さらさらした細かい粒状で、純度が高い。コーヒー・紅茶・菓子などに用いる。
広辞苑 第七版 861Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、グラニュー糖はサトウキビや甜菜糖の絞り汁を精製して結晶化したもので、さらさらとしているのが特徴です。
溶けやすく焦げにくいグラニュー糖は、お菓子作りに使用されることで知られており、特に、水分量が少なくサクサクとした食感になるため、焼き菓子に向いています。
また、メレンゲを泡立てる際にもグラニュー糖を使用することできめの細かい泡立ちになります。
つまり「上白糖」と「グラニュー糖」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 上白糖は「粒子が細かく、水分を含んだしっとりとした砂糖で、甘みが強いのが特徴」
- グラニュー糖は「純度の高いさらさらとした砂糖で、溶けやすく焦げにくいことなどからお菓子作りに使用される」
とのことで、原料も同じでよく似ている白砂糖ですが、水分量の違いや性質の違いにより、使用する料理に向き不向きがあることが分かりました。
例えば、グラニュー糖の代わりに上白糖を使うことも出来ますが、上白糖の方が甘みが強く焦げやすいため、量を減らしたり、焦げに注意するなどの工夫が必要です。
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