「ハム」と「ベーコン」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも加工肉の代表ですが、ハムはそのまま、ベーコンは焼いて食べるものという認識が多いかもしれません。
このページを読めば「ハム」と「ベーコン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ハムの定義
肉を塩漬けにし、また燻製にした保存食品。本来は豚の骨付腿もも肉だが、その他の部分も使う。
広辞苑 第七版 2387Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ハムは主に豚のもも肉を塩漬けし、燻製したものですが、ロース肉を使った「ロースハム」や肩肉を使った「ショルダーハム」など様々な部位が使用されています。
更に詳しくメーカーのサイト等でリサーチしたところ、ハムは燻製後に「茹でる」または「蒸す」工程があることが分かりました。
ハムは脂肪分が少なく、しっとりとしているため、薄切りはそのまま食べても美味しく、厚切りはハムカツにするなどして食べられます。
ベーコンの定義
豚のばら肉を塩漬けして、燻製くんせいにした保存食品。脂肪分は多い。鯨肉の脂肪の燻製は鯨ベーコンという。
広辞苑 第七版 2631Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ベーコンに使われるのは脂の多い豚のバラ肉であることが分かりました。
また、ベーコンは塩漬けにした肉を燻製にしますが、ハムの様に茹でることはしません。
焼くことの多いベーコンですが「加熱食肉製品」といって、工場で一度加熱されている製品であるため、そのまま食べることが出来ます。
しかし、脂肪分が多く、カリカリに焼いた方が美味しいため「ベーコン=焼くもの」という認識があるようです。
つまり「ハム」と「ベーコン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ハムは「主に豚のもも肉を塩漬けにした後、燻製してから茹でたもので脂が少なくしっとりとしているためそのままでも美味しく食べられる」
- ベーコンは「主に豚のバラ肉を塩漬けにした後、燻製したもので、そのままでも食べられるが脂肪が多いためカリカリに焼いた方が美味しい」
とのことで、ハムとベーコンは使用する豚肉の部位の他、「茹でるまたは蒸す工程の有無」に違いがあることが分かりました。
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