「ココア」と「ミロ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもチョコレートのような風味の甘い飲み物ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ココア」と「ミロ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ココアの定義
「ココア」を広辞苑で調べると、
カカオの種子を煎って脂肪を除去した粉末。また、それを熱湯で練り、牛乳か水を加えて温めた飲料。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ココア」はカカオの種子から作った粉末を水や牛乳で温めた飲料であることがわかりました。
ココアは嗜好飲料のなかでも非常に栄養価が高いのが特徴で、たんぱく質や糖質の他、各種ビタミンやミネラル、食物繊維などを豊富に含んでいます。
主な効用として、疲労回復、動脈硬化、高血圧、血栓症(けっせんしょう)、貧血、情緒不安定、便秘(べんぴ)、肥満の予防や解消などに効果があるとされています。
またココアには活性酸素を中和する、ポリフェノールが極めて豊富で、細胞の老化、生活習慣病の予防にも効果的です。
ミロの定義
「ミロ」は広辞苑に記載がないため実際の商品を調べたところ、「ミロ」はネスレ社が製造、販売するココア味の粉末麦芽飲料のブランドであることがわかりました。
ミロはたんぱく質や鉄分などの栄養素を持つ大麦麦芽に、ココア、脱脂粉乳、各種ミネラルやビタミンを加え、機能性飲料として商品化したものです。
機能性飲料とは、健康の保持、増進に役立つとされている成分を含む、清涼飲料水の総称です。
つまり「ココア」と「ミロ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ココアは「カカオの種子から作った粉末を水や牛乳で温めた飲料」
- ミロは「ネスレ社が製造、販売するココア味の粉末麦芽飲料のブランド」
となり、「ココア」は嗜好飲料のなかでも非常に栄養価が高いのが特徴で、「ミロ」は大麦麦芽にココア、脱脂粉乳、各種ミネラルやビタミンを加え、機能性飲料として商品化したもの、であることがわかりました。
ココアパウダーと純ココアの違いはこちらでまとめています。
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