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シードルとカルヴァドスの違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

食べ物

「シードル」と「カルヴァドス」の違い、あなたは説明できますか?

どちらもリンゴを使用したお酒の名前ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「シードル」と「カルヴァドス」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

シードルの定義

「シードル」を広辞苑で調べると、

リンゴの果汁を発酵させた酒。発泡性のものが多い。ノルマンディー産が有名。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「シードル」はリンゴの果汁を発酵させて作ったお酒であることが分かりました。

「シードル」はリンゴの爽やかな香りと飲みやすい口当たりが特徴で、アルコール度数は2度から8度ほどの醸造酒です。

リンゴを屋外で熟成させたあと砕いて圧搾し、果汁を樽に入れておくと自然とアルコール発酵をします。これはリンゴが持つ酵母が働くためです。

昔はこの自然発酵による製法が一般的でしたが、雑菌が繁殖することがあるため、今では専用の酵母を加えて雑菌が繁殖しないよう管理しながら作る製法がほとんどです。

カルヴァドスの定義

カルヴァドスは広辞苑に掲載されていないため「カルバドス」で調べると、

リンゴから作るブランデー。フランス、ノルマンディー地方カルヴァドス県で生産されるのでこの名がある。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「カルバドス」はリンゴから作るブランデーであることが分かりました。

「カルヴァドス」はアルコール度数が40度以上の蒸留酒です。

リンゴの「シードル」を蒸留して樽に入れて熟成させて作られています。

フランスのノルマンディー地方で作られたものを「カルヴァドス」と言い、同じリンゴのブランデーでも他の地域で作られたものは「アップル・ブランデー」と呼ばれます。

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つまり「シードル」と「カルヴァドス」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • シードルは「リンゴの果汁から作る発泡性の醸造酒で、アルコール度数は2~8度程度」
  • カルヴァドスは「リンゴのシードルを蒸留して作る蒸留酒で、アルコール度数は40度以上」

となり、「シードル」と「カルヴァドス」はどちらもリンゴから作られるお酒ですが、製造過程に違いがあることが分かりました。

バーボンとスコッチの違いはこちらでまとめています。

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