「ココアパウダー」と「純ココア」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも飲み物として楽しんだりお菓子に使われていたりと馴染み深いものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ココアパウダー」と「純ココア」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ココアパウダーの定義
「ココアパウダー」は広辞苑に掲載されていないため「ココア」で調べると、
カカオに同じ。カカオの種子を煎って脂肪を除去した粉末。また、それを熱湯で練り、牛乳か水を加えて温めた飲料。
広辞苑 第七版 1041Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ココア」はカカオ豆を炒って作る粉末であることが分かりました。
カカオ豆を炒ってすり潰したものを「カカオマス」と言いますが、「カカオマス」から脂肪分である「カカオバター」を取り除き、粉末状にしたものを「ココアパウダー」と言います。
純ココアの定義
「純ココア」は広辞苑に掲載されていないため「純」を調べると、
他の物が少しもまじらないこと。
広辞苑 第七版 1411Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「純」は他のものが混じっていないものを意味することが分かりました。
「純ココア」は「ピュアココア」とも呼ばれ、「ココアパウダー」のなかでもカカオバターが全重量の22%以上、水分が7%以下のものを言います。
洋菓子などに加えて使われるのが一般的です。
飲み物として飲み場合は、「純ココア」を少量の水で練ってから牛乳を加えて混ぜて飲みます。
つまり「ココアパウダー」と「純ココア」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ココアパウダーは「カカオ豆から作るカカオマスからカカオバターを除いて粉末にしたもの」
- 純ココアは「ココアパウダーのなかでも、カカオバターが22%以上、水分が7%以下のもの」
となり、「ココアパウダー」は脂肪分を除いたカカオマスの粉末であるのに対し、「純ココア」はカカオバター22%以上、水分が7%以下のココアパウダーであることが分かりました。
加糖と微糖の違いはこちらでまとめています。
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