「お菓子」と「駄菓子」と「スナック菓子」の違い、あなたは説明できますか?
どれも子どもから大人まで大好きな食べ物ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「お菓子」と「駄菓子」と「スナック菓子」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
お菓子の定義
「菓子」を広辞苑で調べると、
(「菓」はくだものの意)常食のほかに食する嗜好品。昔は多く果実であったが、今は多く米・小麦の粉、餅などに砂糖・餡あんなどを加え、種々の形に作ったものをいう。和菓子と洋菓子とに大別。
広辞苑 第七版 543Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「菓子」は食事の他に食べる嗜好品であることが分かりました。
「お菓子」は、主に小麦粉や米、餅などで作られたもので、砂糖や餡子などを加えることでさまざまな種類のお菓子が作られます。
「お菓子」はケーキやチョコレートなどの「洋菓子」と団子やどら焼きなどの「和菓子」に分けられます。
駄菓子の定義
「駄菓子」を広辞苑で調べると、
粟あわ・豆・くず米などの安価な材料を用いた大衆的な菓子。現在では子供向けの安価な菓子をいう。
広辞苑 第七版 1778Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「駄菓子」は安い材料で作る子供向けの安価なお菓子であることが分かりました。
「駄菓子」は、江戸時代に水飴や雑穀を使った子ども向けの安価なお菓子が作られたことが始まりです。
その頃は庶民が砂糖を使うことを禁止されていたため、砂糖を使った高価なお菓子を「上菓子」、庶民用のお菓子を「駄菓子」と呼んでいました。
スナック菓子の定義
「スナック菓子」を広辞苑で調べると、
ジャガイモや穀物などを主原料とした、手軽につまめる菓子。ポテトチップ・ポップコーンなど。
広辞苑 第七版 1575Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「スナック菓子」は穀物で作られた手軽に食べられるお菓子であることが分かりました。
「スナック菓子」は主にトウモロコシなどの穀物を形成して食用油で揚げたもののことで、代表的なものはポテトチップスやポップコーンです。
つまり「お菓子」と「駄菓子」と「スナック菓子」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- お菓子は「小麦粉や米、餅などで作った食事のほかに食べる嗜好品」
- 駄菓子は「安い材料で作る安価なお菓子」
- スナック菓子は「穀物を形成して食用油で揚げたお菓子」
となり、嗜好品であるお菓子の中に駄菓子やスナック菓子が含まれ、「駄菓子」は手に取りやすい安価なお菓子、「スナック菓子」は油で揚げたお菓子であることが分かりました。
デザートとスイーツの違いはこちらでまとめています。
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