「シチュー」と「シュクメルリ」と「フリカッセ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも食べると体がぽかぽか温まる、冬に食べたくなる煮込み料理でですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「シチュー」と「シュクメルリ」と「フリカッセ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
シチューの定義
「シチュー」を広辞苑で調べると、
肉・魚介・野菜などを煮汁の中でゆっくり煮込んだ料理。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「シチュー」は肉や魚、野菜などをじっくり煮込んだ料理であることが分かりました。
「シチュー」には牛乳や生クリームなどのホワイトソースで煮込んだクリームシチュー、牛肉をトマトや赤ワインで煮込んだビーフシチューなどがあります。
シュクメルリの定義
「シュクメルリ」は広辞苑に掲載されていないため、Wikipediaや実際のレシピ等を調べると、「シュクメルリ」は鶏肉をガーリックのソースで煮込んだジョージア料理であることが分かりました。
「シュクメルリ」は皮を剥いだ鶏肉を切り、油を敷いた鍋で表面をこんがりと焼きます。そこへニンニク、水を加えて煮込み、最後に牛乳やクリームを加えて完成です。
フリカッセの定義
「フリカッセ」を広辞苑で調べると、
フランスの煮込み料理。鶏・子牛肉などを表面が色づかないように焼き、白いソースで煮て仕上げる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「フリカッセ」はフランスの煮込み料理であることが分かりました。
「フリカッセ」は鶏肉や魚介類、野菜などの具材を炒め、ワインやブイヨンを加え、最後に生クリームで煮込んで作ります。
フランスでは定番の家庭料理で、西洋風雑煮と呼ばれています。
つまり「シチュー」と「シュクメルリ」と「フリカッセ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- シチューは「肉や野菜、魚介類などを炒めたあとで煮込む料理で、牛乳などで煮るクリームシチューやトマトベースのビーフシチューなどがある」
- シュクメルリは「鶏肉をガーリックソースで煮込んで作るジョージア料理」
- フリカッセは「鶏肉をブイヨン、生クリームなどで煮込んで作るフランス料理」
となり、「シチュー」と「シュクメルリ」と「フリカッセ」は同じ煮込み料理ですが、発祥となる国や作り方に違いがあることが分かりました。
「ハッシュドビーフ」と「ハヤシライス」と「ビーフシチュー」と「ビーフストロガノフ」の違いはこちらでまとめています。
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