大葉と青紫蘇(青じそ)の違い、あなたは説明できますか?
赤紫蘇(赤じそ)は「大葉」とは言わないのに、青じそのことは「大葉」と呼ぶ人は多いはずです。
では本当に青じそと大葉はイコールなのでしょうか?
このページを読めば「大葉」と「青紫蘇」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
大葉の定義
青ジソの若葉。刺身のつまや薬味に用いる。
広辞苑 第七版 385Pより [発行所:株式会社岩波書店]
広辞苑によると、青じその葉のことを「大葉」と言うようです。
更に詳しくWikipedia等でリサーチしたところ、やはり「大葉は青じその別名」で同じもので間違いないようです。
しかし、青じその葉が「大葉」と呼ばれるのはスーパー等で食用として販売されているものに対してであり、畑になっている状態の青じそを大葉とは呼びません。
シソは葉以外の実や芽も食されるため、これらと区別するために食用の青じその葉が「大葉」として流通したそうです。
更に言うと、ジュースやドレッシング、ふりかけなどの加工品はどれも紫蘇ジュース、青じそドレッシング、青じそふりかけなど「しそ」として呼ばれます。
青紫蘇の定義
シソの一変種。茎・葉ともに緑色。葉・果実は食用。おおば。
広辞苑 第七版 16Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、シソには赤紫蘇やちりめん紫蘇など多くの品種があり、青じそはその一種であることが分かりました。
また青じそは葉・実・芽なども食べることが出来ますが、食用として販売されている「青じその葉」のみ、「大葉」の別名で販売されていることが多くあります。
つまり「大葉」と「青紫蘇」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 大葉は「食用としての青じその葉のことを指す」
- 青紫蘇は「紫蘇の一種であり、大葉として出回っている葉以外の実や芽なども食される」
となります。
そのため「大葉」を青じそやシソと呼ぶことは問題ありませんが、植物として畑になっている青じそや紫蘇の実、ドレッシング等の加工品を「大葉」と呼ぶことは間違いとなります。
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