エアコンと窓用エアコンの違い、あなたは説明できますか?
家に穴を開けられない賃貸住宅でも気軽に使用できる「窓用エアコン」ですが、機能などの明確な違いを知っている人はあまり多くないはず。
このページを読めば「エアコン」と「窓用エアコン」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
エアコンの定義
「エア‐コンディショナー」「エア‐コンディショニング」の略。
広辞苑 第七版 308Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「エアコンディショナー」を広辞苑で調べてみると、
室内空気の温度・湿度を調節する装置。空気調節装置。エアコン。
広辞苑 第七版 308Pより [発行所:株式会社岩波書店]
となり、壁掛け型のものが想像できる思います。
エアコンは室内機と室外機に分かれており、室内機で作られた排水を外に出すために壁に穴をあける必要がある他、ベランダ等、室外機を置くスペースが必要です。
本体の費用に加え、工事費用が発生するため初期費用が多く発生することがネックですが、温風と冷風が出るため、季節を問わず活躍し、ものによっては広い部屋にも対応します。
窓用エアコンの定義
窓用エアコンについては広辞苑に掲載が無いため、家電メーカーのサイト等でリサーチしたところ、窓用エアコンはその名の通り窓に設置するエアコンで、「室内機と室外機が一体となっているため、壁に穴を開ける必要がなく工事も不要のため、誰でも気軽に使用できるエアコン」であることが分かりました。
工事費用も発生せず、工事の順番待ちなどもないため、購入後すぐに利用できるのがメリットでもあります。
しかし、窓の隙間から虫が入りやすかったり、音がうるさい、広い部屋には対応していない、出力が弱いため通常のエアコンよりも冷房の効きが悪い、電気代が高いなどのデメリットもあります。
つまり「エアコン」と「窓用エアコン」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- エアコンは「出力が強く広い部屋にも対応しているが、室外機の置き場所、壁の穴あけ、工事費用など設置の条件を満たす必要がある」
- 窓用エアコンは「室内機と室外機が一体型のため、工事が不要で誰でも使いやすいが、出力が弱く、電気代がかさむなどのデメリットがある」
となります。
長い目で見るとエアコンは使い勝手が良いですが、工事の順番待ちなどすぐに利用開始できないため、命に関わる猛暑にはすぐに利用できる窓用エアコンの需要が高まっているようです。
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