冷蔵庫の「チルド」と「パーシャル」の違い、あなたは理解していますか?
普通の冷蔵室より温度が低く、肉や魚などを入れておくことの多いチルドやパーシャルですが、違いを理解して使い分けている人は意外と少ないかもしれません。
このページを読めば「チルド」と「パーシャル」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
チルドの定義
(「冷却された」の意)セ氏0度前後での冷蔵。「―食品」「―輸送」
広辞苑 第七版 1921Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、チルドとは0度前後の凍る直前の状態であり、冷凍はしていないため「生」の状態であることが分かりました。
通常の冷蔵室の温度が2~5度程度であるのに比べ、チルド室は0~2度程度のため、肉や魚は冷蔵室よりもチルド室に入れた方が鮮度を保ち、若干長持ちします。
パーシャルの定義
一部分の。部分的。「―‐フリージング」
広辞苑 第七版 2302Pより [発行所:株式会社岩波書店]
パーシャル自体には温度等の意味では無く「一部分」という意味があるようですが、家電メーカーのサイトを見てみると、冷蔵庫に関する用語で使用される場合には「チルド室と冷凍室の間の温度の場所」として使用されていることが分かりました。
パーシャルは、マイナス1~3度程度であり「微妙に凍っている」という状態になるため、肉や魚をパーシャルに入れておくと通常の冷蔵室やチルド室に入れておくよりも鮮度や美味しさが長持ちします。
冷凍庫だと味が落ちたり、解凍が必要になりますがパーシャルは解凍せず、味も落ちずに使用できるメリットがあります。
つまり冷蔵庫の「チルド」と「パーシャル」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- チルドは「0度前後の凍る直前の状態であり、冷蔵室よりも食材の鮮度を保つことが出来る」
- パーシャルは「マイナス1~3度程度で、微冷凍状態を保つため、チルドより食材が長持ちする」
となり、チルドとパーシャルは温度の違いであることが分かりました。
また、パーシャルは冷凍では無いため解凍が不要なのに鮮度を保つ、チルドと冷凍庫の良いとこどりであることが分かりました。
冷凍するまでもないけれど、肉や魚をまとめ買いする人にはパーシャルが大きい冷蔵庫が便利なようです。
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