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ハイターとワイドハイターの違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

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「ハイター」と「ワイドハイター」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも毎日の洗濯や布巾などの漂白に使われるものですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「ハイター」と「ワイドハイター」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

ハイターの定義

「ハイター」は広辞苑に掲載されていないためWikipedia等で調べると、「ハイター」は株式会社花王が販売している「塩素系漂白剤」であることが分かりました。

「ハイター」は主成分が「次亜塩素酸ナトリウム」の「塩素系漂白剤」です。

「次亜塩素酸」を広辞苑で調べると、

(hypochlorous acid)化学式HClO 塩素の水溶液中に存在する弱酸。強い酸化力をもつ。ナトリウム塩やカルシウム塩(さらし粉の成分)は殺菌剤・漂白剤として用いるが、酸と混ぜると塩素ガスが発生するので危険。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「次亜塩素酸」は酸化力が強く、漂白剤や消毒剤として使用されることが分かりました。

「ハイター」の主成分である「次亜塩素酸ナトリウム」はこの「次亜塩素酸」のナトリウム塩です。

「ハイター」は液体で刺激臭があり、非常に強いアルカリ性を示し、酸化力が強く、白い布や漂白剤や消毒剤として使用されます

そのため、原液で使用すると衣類が傷んだり黄ばみの原因になるため必ず水で希釈してから使用します。また、使用の際は素手で触らずにゴム手袋などを着用しましょう。

「ハイター」などの塩素系漂白剤は、酸性タイプの洗剤と混ぜると有毒なガスが発生するため絶対に混ぜてはいけません。

「ハイター」にはキッチン用、排水溝用、トイレ用、カビ取り用などさまざまな種類があります。

ワイドハイターの定義

「ワイドハイター」は広辞苑に掲載されていないため、Wikipedia等で調べると、「ワイドハイター」は株式会社花王で販売されている「酸素系漂白剤」であることが分かりました。

「ワイドハイター」には液体のものと粉末のものがありますが、液体の主成分は「過酸化水素」です。

「過酸化水素」を広辞苑で調べると、

分子式HO 無色の液体。過酸化物に酸を作用させると生じる。分解しやすく、分解すれば酸素を出して水となるので、強い酸化作用をもつ。通常約3パーセントほどの水溶液とし、漂白剤・消毒殺菌剤として用いる。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、液体のワイドハイターの主成分である「過酸化水素」は強い酸化力がある液体で、漂白剤や消毒殺菌に使われることが分かりました。

また、粉末ワイドハイターの主成分は「過炭酸ナトリウム」で強い酸化力のあるアルカリ性の粉末です。水に溶けることで効果を発し、衣類の漂白だけでなく、カビ取り、消臭の作用もあります。

水に溶けると水と酸素と炭酸ソーダに分かれるので、環境に優しい素材として注目されています。

「酸素系漂白剤」は色柄ものにも使える点が嬉しいポイントです。

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つまり「ハイター」と「ワイドハイター」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • ハイターは「花王の商品で次亜塩素酸ナトリウムを主成分とする酸化力の強い塩素系漂白剤で刺激臭がある」
  • ワイドハイターは「花王の商品で過酸化水素や過炭酸ナトリウムを主成分とする酸化力の強い酸素系漂白剤で液体のものと粉末のものがある」

となり、「ハイター」は塩素系漂白剤であるのに対し、「ワイドハイター」は酸素系漂白剤であることが分かりました。

塩素系漂白剤と酸素系漂白剤の違いはこちらでまとめています。

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