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畳と琉球畳の違い。定義・意味・使い方は?広辞苑より。

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「畳」と「琉球畳」の違い、あなたは説明できますか?

どちらも和室の床に用いられる畳ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。

このページを読めば「畳」と「琉球畳」の違いがわかります。

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広辞苑より

広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。

畳の定義

「畳」を広辞苑で調べると、

藁を糸でさしかためた床(トコ)に藺(イ)で編んだ表をつけ、家の床(ユカ)の上に敷くもの。しきだたみ。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「畳」は家の床の上に敷き詰める、藁を編んだものであることが分かりました。

「畳」は芯となる板状のものに、いぐさで織ったゴザを貼り付けて作ります。畳の縁には帯状の畳縁(たたみべり)と呼ばれる装飾が入った布を縫い付けます。

「畳」には長方形の一畳サイズと、半分で正方形の半畳サイズがあります。

持ち運びができ、好きなところに敷けるものもあり、手軽に畳を楽しむことができます。

琉球畳の定義

「琉球畳」を広辞苑で調べると、

琉球表(オモテ)に同じ。
へりのない畳。坊主縁(ボウズベリ)。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、続いて「琉球表」を調べると、

麻糸を経(タテ)とし、琉球藺(イ)の茎を緯(ヨコ)として織った畳表。備後表にくらべて外見は劣るが耐久性で勝る。縁をつけない。琉球畳。

広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]

とのことで、「琉球畳」は「琉球表」とも呼ばれる沖縄県で生まれた独自の畳であることが分かりました。

「琉球畳」は一般的な畳の畳縁がない半畳サイズのもので、表面しかござを貼っていないものを指します。

「琉球畳」はもともと沖縄県で栽培されている七島(しっとう)いぐさと呼ばれるいぐさで作られており、これは普通のいぐさよりも太くて強度があり、加工しやすいという特徴があります。

それがだんだんと、縁なしの畳全般を「琉球畳」と捉えられるようになっていきました。

「琉球畳」は貴重な七島いぐさを使用しているため高級品とされているため、普通のいぐさや化学繊維で作られた琉球畳風の畳も多くあります。

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つまり「畳」と「琉球畳」の違いは?

つまりそれぞれの違いは

  • 畳は「芯となる板にいぐさを織ったゴザを縫い付けてまわりを畳縁で囲ったもので、一畳サイズと半畳サイズがある」
  • 琉球畳は「芯となる板に七島いぐさで織ったゴザを縫い付けたもので畳縁はなく、半畳サイズのみ」

となり、「畳」はいぐさで作られた縁ありのものであるのに対し、「琉球畳」は七島いぐさで作られた縁なしのものであることが分かりました。

板の間とフローリングの違いはこちらでまとめています。

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