保存袋の「冷蔵用」と「冷凍用」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも商品名で「ジップロック」と呼んだり、フリーザーバッグなどと呼ぶこともあるかもしれません。

このページを読めば保存袋の「冷蔵用」と「冷凍用」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
冷蔵用保存袋の定義
冷蔵用保存袋について広辞苑に記載がないため、実際の商品を見てみると冷蔵用保存袋は「ストックバッグ」や「ジッパーバッグ」などの商品名で売られていることが分かりました。
冷凍用の袋と一緒くたにして「フリーザーバッグ」と呼びがちですが、冷凍不可で冷蔵のみ可能な袋は「フリーザーバッグ」ではありません。
冷凍用保存袋はオーブン・グリル・オーブントースター・直火・鍋等での煮沸に加え、加熱・解凍に関わらず電子レンジの使用も出来ません。
出来るのは、常温と冷蔵庫での保存となります。
袋の厚みは0.04mmほどと薄いですが、ジッパーが密封してくれるため食品の保存の他、収納袋としても活躍してくれます。

冷凍用保存袋の定義
冷凍用の保存袋は「フリーザーバッグ」と呼ばれています。
「フリーザー」を広辞苑で調べると、
冷凍庫。冷蔵庫の冷凍室。氷結器。
広辞苑 第七版 2595Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、やはり冷凍にも耐えうることが出来る袋であることが分かりました。
更に実際の商品を見てみると、フリーザーバッグは物にもよりますが、オーブン・グリル・オーブントースター・直火・鍋等での煮沸・レンジでの加熱には対応していないものの、常温・冷蔵・冷凍保存のほか、電子レンジでの解凍(油分の多いものを除く)には対応していることが分かりました。
また、袋の厚みは0.06~0.07mmほどと厚手で丈夫なほか、二重のジッパーで密封性が高く冷凍やけや匂い移りを防いでくれる商品が多数あります。

つまり「冷蔵用保存袋」と「冷凍用保存袋」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 冷蔵用保存袋は「ストックバックと呼ばれ、0.04mmほどと薄く、冷凍や電子レンジの使用が出来ない」
- 冷凍用保存袋は「フリーザーバッグと呼ばれ、0.06mmほどと厚く、冷凍と電子レンジによる解凍のみ使用できる」
となり、0.02mmほどのわずかな厚みの違いが大きな差となっていることが分かりました。
また、冷凍に使用できるフリーザーバッグは電子レンジの解凍機能が使用できますが、冷蔵用のストックバックは電子レンジの使用ができないことも分かりました。
メーカーや商品により多少の違いはありますが、常温・冷蔵・冷凍共に使えるマルチなフリーザーバッグを常用している人が多い印象です。
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