「広辞苑」と「広辞林」と「大辞林」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも言葉や用語を調べる辞典ですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「広辞苑」と「広辞林」と「大辞林」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
広辞苑の定義
「広辞苑」は広辞苑に記載がないためWikipedia等を調べたところ、「広辞苑」は岩波書店が発行する中型の日本語国語辞典、ということがわかりました。
広辞苑は約25万語を収録し、第一版は1955年に刊行、最新の第七版は2018年に刊行され、情報機器に電子辞書の形で提供されることも多々あります。
百科事典の役割も兼ね備えており、3000点を超える図版が掲載されています。
広辞林の定義
「広辞林」は広辞苑に記載がないためWikipedia等を調べたところ、「広辞林」は株式会社三省堂が発行していた中型の国語辞典、ということがわかりました。
広辞林は1925年に第一版が発行され、1983年に16万語を収録した第六版が発行されました。
その後、三省堂の中型国語辞典は「大辞林」に移行し、「広辞林」の発行は行われていません。
大辞林の定義
「大辞林」は広辞苑に記載がないためWikipedia等を調べたところ、「大辞林」は三省堂が発行する中型の国語辞典、ということがわかりました。
初版は1988年で、最新の第四版は2019年に刊行、収録されているのは25万1000語です。
「広辞苑」は歴史的記述を優先して順に解説する、歴史的記述優先方式を採用しているのに対し、「大辞林」は現代語義を優先して順に解説する、現代語義優先方式を採用しています。
中型の国語辞典として、大辞林と広辞苑は双璧をなしています。
つまり「広辞苑」と「広辞林」と「大辞林」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 広辞苑は「岩波書店が発行する中型の日本語国語辞典」
- 広辞林は「株式会社三省堂が発行していた中型の国語辞典」
- 大辞林は「三省堂が発行する中型の国語辞典」
となり、「広辞苑」は約25万語を収録し百科事典の役割も兼ね備えており、「広辞林」は後に大辞林に移行した国語辞典で、「大辞林」は25万1000語を収録した、広辞苑と双璧をなす国語辞典であることがわかりました。
辞典と事典と字典と辞書の違いはこちらでまとめています。
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