フライパンの「テフロン加工」と「ダイヤモンドコート」の違い、あなたは理解していますか?
冷凍食品の表示にある「テフロンのフライパンには油をひく必要はありません」の文字を見て、うちのフライパンはどっち?と分からなくなったことのある人は多いはず。
このページを読めば「テフロン加工」と「ダイヤモンドコート」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
テフロン加工の定義
「テフロン」を広辞苑で調べてみると
フッ素樹脂の一つ。ポリテトラフルオロエチレン‐(CF2‐CF2)‐nの商標名。テトラフルオロエチレンCF2=CF2の重合により製する。耐熱性・耐薬品性・耐衝撃性にすぐれ、フライパン・鍋に塗布し、またホース・粘着テープなどに製する。
広辞苑 第七版 2010Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、テフロン加工は「フッ素樹脂加工」と呼ばれるものと同じであることが分かります。
また、テフロンをフライパンなどの表面に塗布することで、焦げ付きを防ぐ役割をしてくれます。
ダイヤモンドコートの定義
ダイヤモンドコートは広辞苑に掲載が無いため、フライパンメーカーなどのサイトでリサーチしたところ、ダイヤモンドコートのダイヤモンドは、まさにあの最も硬い物質とされる宝石のダイヤモンドを指していることが分かりました。
ダイヤモンドコートのフライパンは、「ダイヤモンドの粒子をフッ素と共にコーティングしたものであり、摩擦に強く焦げ付きにくいのが特徴」です。
テフロン加工と同様に、フッ素樹脂加工ではありますが、ダイヤモンドが入っている分、摩擦に強く長持ちします。
テフロン加工が持っている強みは全てダイヤモンドコートにも持ち合わせていると言えますので、冒頭のようにレシピ等に「テフロンのフライパンには油をひく必要はありません」と記載があった際、ダイヤモンドコートでも同様に油をひかずに済みます。
つまり「テフロン加工」と「ダイヤモンドコート」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- テフロン加工は「フライパンなどの表面にフッ素樹脂を塗布することで、焦げ付きを防いでくれるもので、フッ素樹脂加工と同意。」
- ダイヤモンドコートは「フッ素樹脂加工の一種であるが、表面にダイヤモンドがコーティングされているため、テフロン加工よりも摩擦に強く長持ちする」
となります。
テフロン加工よりもダイヤモンドコートの方が優れていることが分かりました。
もしフライパンなどを新しく買うときは、価格も大差ないので、長持ちしてくれるダイヤモンドコートを選ぶことをお勧めします。
コメント