普通の納豆とにおわなっとうの違い、あなたは説明できますか?
「におわなっとう」や「ふわりんやわらか納豆」など、においの少ない納豆が販売されていますが、普通の納豆との違いを答えられる人は少ないはず。

このページを読めば「普通の納豆」と「におわなっとう」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
普通の納豆の定義
よく煮た大豆を藁づとなどに入れて適温中に置き、納豆菌を繁殖させて作った食品。粘り気が強いので糸引き納豆と呼ばれ、今日普通に納豆といえばこれを指す。現在は、蒸し大豆に直接納豆菌を散布して発酵させたものが多い。
広辞苑 第七版 2176Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、通常納豆は粘りとにおいが強いのが特徴です。
多くの納豆は蒸した大豆に納豆菌を後がけする製法のようです。

におわなっとうの定義
においの少ない納豆については広辞苑に記載が無いので、メーカーのホームページでリサーチしたところ、においの少ない納豆は「においの原因である”低級分岐脂肪酸”を発生させない納豆菌を使用している」ことが分かりました。
出来上がった納豆に仕掛けをしているわけでなく、納豆菌を使い分けていたのです。

つまり「普通の納豆」と「におわなっとう」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 普通の納豆は「蒸し大豆に納豆菌を散布して発酵させたもの」
- におわなっとうは「工程は普通の納豆と同じだが、使用する納豆菌の種類が違う」
となり、使用する納豆菌を変えることでにおいの少ない納豆が出来ることが分かりました。
においの少ない納豆は、無数の納豆菌の中から「においを発生しないもの」を見つけ出した企業努力から誕生した商品だったのです。
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