「メリー」と「モビール」の違い、あなたは説明できますか?
ベビーベッドから身動きのとれない、生後間もない赤ちゃんの玩具として人気のある「メリー」や「モビール」ですが、それぞれに明確な違いや特徴はあるのでしょうか。
このページを読めば「メリー」と「モビール」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
メリーの定義
「メリー」を広辞苑で調べると、
「陽気な」「楽しい」の意。
広辞苑 第七版 2891Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことですが、メリーと言えばクルクルと回転する動きが特徴のため遊園地の「回転木馬」である「メリーゴーランド」の意味から来たものと思われます。
メリーはベビーベッドに装着されることが多いことから「ベッドメリー」の名で販売されていることが多く、またベビーカーに装着できるような「ミニメリー」などがあるほか、ベッドだけでなく床置きに対応している商品、電動式、手動式、音楽が鳴るものなど様々な商品があります。
生後間もなくまだ目が見えていない赤ちゃんでも耳は聞こえるため音楽のなるものだと生まれてすぐから使えますし、メリーを赤ちゃんの視線の先に設置することで目で追いかけて楽しんだり、さらに成長すると飾りの人形を触るなどして遊ぶことが出来ます。
また、メリーに集中してくれることでその間に家事を済ませるなど、親側としても便利な玩具です。
しかし、長くても1年しか使わないこと、機能が良いほど大きく重くかさばり値段も張るなどものデメリットもあります。
モビールの定義
「モビール」を広辞苑で調べると、
(動く物体(objet mobile フランス)の意)針金や糸でさまざまな形の金属片・木片を吊り、微妙な均衡を保たせた造形品。室内装飾などに用いる。
広辞苑 第七版 2921Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、「モビール」は天井に吊るす飾りで、風により自然に動くのが特徴です。
使われるモチーフは木製や紙製、プラスチック製など様々ですが、どれも風によって自然に動くため、音も静かで、天井に吊るすため邪魔にならず、片付ける際も場所を取らないメリットがあります。
また、カラフルな子供向けのものであれば赤ちゃんが成長した後も子供部屋の装飾として使用したり、さらにはシンプルなものを選べば大人だけの生活にも馴染むアイテムです。
さらに天井に吊るすため、赤ちゃんが直接触る危険性がないため、好きな素材を選ぶことが出来ます。
つまり「メリー」と「モビール」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- メリーは「ベビーベッドやベビーカーに装着する赤ちゃん用の玩具で、メリーゴーランドのようにクルクルと周り音が鳴るのが特徴」
- モビールは「天井に吊るして風の力で動く装飾品で、場所を選ばず、子供が成長した後も飾りとして長く楽しめるもの」
となり、メリーは大きく嵩張り、使用できる年月が短いが多機能であるものが多く、モビールは風の力で揺れるだけなので機能性はないが子供が成長した後も長く飾っておけるなどそれぞれに特徴があることが分かりました。
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