「芽ひじき」と「長ひじき」の違い、あなたは説明できますか?
乾物コーナーで芽ひじきと長ひじきが並んでいると、どちらを買うべきか迷ってしまう人も多いかもしれません。
このページを読めば「芽ひじき」と「長ひじき」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
芽ひじきの定義
芽ひじきは広辞苑に掲載が無いため、「ひじき」を調べると
褐藻類ヒバマタ目ホンダワラ科の海藻。円柱状で数回分枝。1メートルに達し、生時は黄色から黄褐色、乾燥したものは黒褐色。やや波の荒い海岸の浅い岩石に付着。食用として若い間に採取し鉄釜で煮たのち天日乾燥して干しひじきとする。
広辞苑 第七版 2452Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ひじきは海藻であり、スーパーで目にする乾燥したひじきは煮て乾燥させた「干しひじき」であることがわかりました。
続いて「芽ひじき」についてWikipedia等でリサーチしたところ、ひじきは茎の部分と葉や芽のように出ている部分を分けて製品化しており、芽ひじきはひじきの「芽」の部分であることが分かりました。
「芽ひじき」という名称が一般的ではありますが、「姫ひじき」や「米ひじき」とも呼ばれています。
芽ひじきは小さく、水で早く戻るため使い勝手が良いのが特徴です。
また、小さくて柔らかく、他の食材と混ざりやすいため、炊き込みご飯にも向いています。
長ひじきの定義
長ひじきについても広辞苑に掲載が無いためWikipedia等でリサーチしたところ、長ひじきはひじきの茎の部分であり、「茎ひじき」や「糸ひじき」とも呼ばれることが分かりました。
長ひじきは大きく歯ごたえがあり、芽ひじきよりも海藻の風味が強いのが特徴で、サラダや煮物、和え物などに使用されます。
長ひじきはひじきから20%と少ない割合でとれるため、芽ひじきよりも少し高いか、内容量が少ないようです。
つまり「芽ひじき」と「長ひじき」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 芽ひじきは「ひじきの芽や葉の部分で、小さく柔らかいため、炊き込みご飯に向く」
- 長ひじきは「ひじきの茎の部分で、大きく歯ごたえがあり、海藻の風味が強いのが特徴」
となり、芽ひじきも長ひじきも品種が違うのではなく、同じひじきの違う部分であることが分かりました。
芽ひじきの方が若干安価で、小さくてすぐに水で戻り、柔らかく食べやすいため総菜等に使用されるひじきは「芽ひじき」が多いようです。
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