「チョコレート」と「準チョコレート」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもカカオを原料とする甘くておいしいお菓子ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「チョコレート」と「準チョコレート」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
チョコレートの定義
「チョコレート」を広辞苑で調べると、
カカオの種子を煎って砕いてペースト状にしたものをベースに、カカオ脂・砂糖・香料などを加えて練り固めた菓子。また、これを水や牛乳で溶かした飲料。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「チョコレート」はカカオを加工して作られたお菓子であることがわかりました。
なお、日本では『チョコレート類の表示に関する公正競争規約』によって、チョコレート製品の種類別名称が定められています。
これによると、「チョコレート」はチョコレート生地のみのもの、またはチョコレート生地が60%以上のチョコレート加工品となっています。
そして「チョコレート生地」はカカオ分35%以上、ココアバター18%以上、水分3%以下のものです。
つまり、簡単に言うとカカオが35%以上含まれているものはチョコレートと名乗ることができます。
準チョコレートの定義
「準チョコレート」は広辞苑に掲載がないため『チョコレート類の表示に関する公正競争規約』で調べてみると、準チョコレート生地のみのもの、または準チョコレート生地が60%以上のチョコレート加工品であると定められていることがわかりました。
「準チョコレート生地」はカカオ分15%以上、ココアバター3%以上、脂肪分18%以上、水分3%以下のものを指します。
つまり、カカオが15%以上含まれているものが準チョコレートであるということになります。
つまり「チョコレート」と「準チョコレート」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- チョコレートは「カカオ分35%以上、ココアバター18%以上、水分3%以下のお菓子」
- 準チョコレートは「カカオ分15%以上、ココアバター3%以上、脂肪分18%以上、水分3%以下のお菓子」
となり、カカオとココアバターの分量が比較的多いものが「チョコレート」、少ないものが「準チョコレート」であることが分かりました。
他にもチョコレートの違いに関する記事をまとめています。
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