「アロハシャツ」と「かりゆしウェア」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも暑い気候の地域で見かけることの多い服装ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「アロハシャツ」と「かりゆしウェア」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
アロハシャツの定義
「アロハシャツ」を広辞苑で調べると、
海岸や避暑地で着る、はでなプリント模様の半袖オープンシャツ。1950年代から流行。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「アロハシャツ」は主に海岸や避暑地などで着られている、派手な模様の半袖シャツであることがわかりました。
襟の開いたシャツで、日本の和服が起源であるといわれています。
1930年代からリゾート地として急速に発展したハワイで、リゾートウェアまたはお土産として作られるようになりました。
現在では、アロハシャツは式典や冠婚葬祭でも着用が許される「ハワイにおける男性の正装」として認知されています。
かりゆしウェアの定義
「かりゆしウェア」は広辞苑に掲載がありませんが、「カリユシ」を広辞苑で調べると、
「かりゆしウェア」の略。沖縄で夏の軽装とする、半袖・襟付きのシャツ。多く、はなやかな模様を描く。「かりゆし」は商標名。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「かりゆしウェア」は、沖縄県などで主に夏のあいだ着用される半袖の開襟シャツで、アロハシャツをモチーフに作られたものであることがわかりました。
1970年ごろ、沖縄県の観光アピールのため「沖縄シャツ」として発売されたのが始まりです。
現在沖縄県では4月から11月までをかりゆしウェア着用推進期間として定めていて、地方自治体の大部分で着用されています。
つまり「アロハシャツ」と「かりゆしウェア」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- アロハシャツは「ハワイ発祥の派手な半袖開襟シャツ」
- かりゆしウェアは「アロハシャツをもとに沖縄で作られた半袖開襟シャツ」
となり、どちらも観光業の発展を目的として作られた独自の服装ですが、アロハシャツはハワイのものを指すのに対し、かりゆしウェアは沖縄のものを指すということが分かりました。
他にも「衣類に関する違い」についてまとめています。
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