「パウンドケーキ」と「スポンジケーキ」と「シフォンケーキ」の違い、あなたは説明できますか?
どれも小麦粉や卵を使用したケーキの一種ですが、使用する型が違うことでも知られていますよね。

このページを読めば「パウンドケーキ」と「スポンジケーキ」と「シフォンケーキ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
パウンドケーキの定義
バターケーキの一種。主材料のバター・砂糖・卵・小麦粉を1ポンドずつの割合で混ぜたことからの名。
広辞苑 第七版 2320Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、バターを多く用いた洋菓子の一種で、材料を1ポンド(約453.6グラム)ずつ混ぜて作ることが名前の由来であることが分かりました。
パウンドケーキはベイキングパウダーを使用しないため、どっしりとした食感になります。
シンプルなものから、アイシングを施したもの、果物や紅茶などを生地に練り込んだものなどアレンジは無限大です。
また、長方形の型を使用するのが大きな特徴でもあります。

スポンジケーキの定義
(生地が多孔質で海綿に似るからいう)泡立てた卵と小麦粉に砂糖などを混ぜて焼いたもの。ショート‐ケーキの台などに用いる。
広辞苑 第七版 1582Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、スポンジケーキにはバターや植物油といった油分を使用しません。
レシピによりバターを使用する場合もありますが、少量となります。
丸く焼いてクリームやフルーツでデコレーションしたケーキや、長方形に焼いてクルクルと巻くロールケーキなど多くのケーキの土台となるのがスポンジケーキです。
ふわふわとした食感に卵の風味と程よい甘さで他の味の邪魔をしないため、どんなケーキにも合います。

シフォンケーキの定義
スポンジ‐ケーキの一種。生地に植物油を加えて作る。シフォンのようにきめが細かい食感が特徴。中央に円筒形の空洞がある背の高い円型で焼く。
広辞苑 第七版 1330Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ふわふわのシフォンケーキはスポンジケーキの一種であることが分かりました。
シフォンケーキは卵白をツノが立つまで泡立てたメレンゲを使用することでホワッホワの食感になります。
また、バターではなく植物油を使用しているため重くなくあっさりとしています。
シフォンケーキは真ん中に穴の開いた高さのある丸い型で焼きますが、これは高さのある生地にまんべんなく火が通るように等の計算がされているため、上手く焼くには専用の型を使用する必要があります。

つまり「パウンドケーキ」と「スポンジケーキ」と「シフォンケーキ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- パウンドケーキは「バターを多く使用するバターケーキの一種で、ベイキングパウダーを使用しないためどっしりとした食感が特徴」
- スポンジケーキは「バターや植物油を使用しないケーキで、ショートケーキやロールケーキのベースになるもの」
- シフォンケーキは「メレンゲと植物油を使用したふわふわの軽い食感のケーキ」
とのことで、使用する型が違うだけでなく材料の違いにより、食感が大きく異なることが分かりました。
他にもケーキや菓子の違いについてまとめています。
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