成分無調整牛乳・成分調整牛乳・低脂肪牛乳・無脂肪牛乳の違い、あなたは説明できますか?
なんとなく脂肪分が違いそうだけれど、一括りに「牛乳」と呼んでしまいがち。

このページを読めば「成分無調整牛乳」と「成分調整牛乳」と「低脂肪牛乳」と「無脂肪牛乳」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
牛乳の定義
広辞苑では成分無調整牛乳・成分調整牛乳・低脂肪牛乳・無脂肪牛乳のどれも掲載が無く、「牛乳」と「加工乳」のみ掲載がありました。
①牛の乳汁。白色の液汁で、脂肪・蛋白質・糖分・ビタミン・無機質に富む。殺菌などを経て飲料として市販するほか、バター・チーズ、練乳・乳酸菌飲料など加工乳の原料。広くは加工乳を含めていう。ミルク。
広辞苑 第七版 750Pより [発行所:株式会社岩波書店]
広辞苑では上記のどれもが「牛乳」の括りにされていました。

成分無調整牛乳の定義
Wikipediaによると、「成分無調整牛乳」は乳及び乳製品の成分規格等に関する省令で
生乳100%、成分無調整で殺菌したもの、乳脂肪分3.0%以上、無脂乳固形分8.0%以上
と定められているようです。
成分調整牛乳の定義
Wikipediaによると、「成分調整牛乳」は乳及び乳製品の成分規格等に関する省令で
生乳100%、成分調整して殺菌したもの、無脂乳固形分8.0%以上
と定められているそうで、調整した牛乳のうち「低脂肪牛乳と無脂肪牛乳に該当しない」ものがそれに当たり、乳脂肪分を2 ~ 3%に調整したものが多いようです。
低脂肪牛乳の定義
Wikipediaによると、「低脂肪牛乳」は乳及び乳製品の成分規格等に関する省令で
生乳100%、成分調整して殺菌したもの、乳脂肪分0.5%以上1.5%以下、無脂乳固形分8.0%以上
と定められているようです。
無脂肪牛乳の定義
Wikipediaによると、「無脂肪牛乳」は乳及び乳製品の成分規格等に関する省令で
生乳100%、成分調整して殺菌したもの、乳脂肪分0.5%未満、無脂乳固形分8.0%以上
と定められているようです。
つまり「成分無調整」と「成分調整」と「低脂肪」と「無脂肪」の違いは?
どれも牛乳を指す言葉ですがそれぞれの違いは
- 成分無調整牛乳は「成分を調整していない牛乳」
- 成分調整牛乳は「乳脂肪分を2 ~ 3%に調整した牛乳」
- 低脂肪牛乳は「乳脂肪分0.5%以上1.5%以下の牛乳」
- 無脂肪牛乳は「乳脂肪分0.5%未満の牛乳」
となり、下に行くにつれ脂肪分低く、あっさりとした味わいになります。
成分無調整牛乳の乳脂肪分は産地によって異なりますが、3.5%前後が多いようです。
「生乳と牛乳の違い」についてもまとめています。
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