ナチュラルチーズとプロセスチーズの違い、あなたは説明できますか?
なんとなく使い分けている「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」ですが、正確な違いを聞かれると困ってしまいますよね。
このページを読めば「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ナチュラルチーズの定義
熟成済みのチーズを、市販品として加熱加工せずに調製したもの。プロセス‐チーズに対していう。含まれる水分により軟質(クリーム‐チーズなど)・半硬質(ブルー‐チーズなど)・硬質(チェダー‐チーズなど)に分ける。
広辞苑 第七版 2174Pより [発行所:株式会社岩波書店]
加熱処理や加工をしない、つまり牛乳から直接作られたものが「ナチュラルチーズ」となります。
ナチュラルチーズには熟成させたチェダーチーズやブルーチーズの他、熟成させないモッツアレラチーズなども含まれており、熟成させたチーズには癖のあるものが多いです。
また、比較的保存期限が短いことや、加熱すると溶けたり伸びやすいのも特徴です。
プロセスチーズの定義
数種のナチュラル‐チーズを原料にし、それを混合・加熱・溶解して作る加工チーズ。
広辞苑 第七版 2609Pより [発行所:株式会社岩波書店]
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを加熱して溶かし、乳化剤を加えて固めます。
加熱することで発酵が止まり、長期保管ができます。
ナチュラルチーズに比べて癖のない味わいで、商品ではおつまみとしてそのまま食べるような個包装物やスライスチーズに多くありますが、溶けにくく、加熱によりビヨ~ンと伸びることはありません。
つまり「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ナチュラルチーズは「加熱処理や加工をしない牛乳から直接作られたチーズ」
- プロセスチーズは「数種のナチュラルチーズを混ぜ、加熱・溶解して作る加工チーズ」
となります。
ちょっとした豆知識ですがナチュラルチーズには「リステリア」という細菌が含まれているため、免疫力が下がりやすい妊娠中は避けた方が良いとされています。
そのため、プロセスチーズかしっかりと加熱されたナチュラルチーズを選ぶと安心です。
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