「無調整豆乳」と「調製豆乳」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも大豆から作られており、牛乳の代用としてもよく使用される飲料ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「無調整豆乳」と「調製豆乳」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
無調整豆乳の定義
「無調整豆乳」は広辞苑に掲載されていないため「豆乳」を調べると、
豆腐製造の際、水に漬けた大豆をすりつぶした豆汁(ゴ)を加熱して漉(コ)して得た白濁液。古くから牛乳や母乳の代用としてきた。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「豆乳」は豆腐を作る際に水に漬けた大豆をすり潰して出た汁を濾した液であることが分かりました。
「無調整豆乳」は大豆固形分が8%以上のものと定義されています。大豆固形分とは「無調整豆乳」の水分を飛ばして残ったものの割合を表しています。
「無調整豆乳」は大豆のみで作られており、余計なものが入っておらず、大豆本来の味わいが感じられます。
そのまま飲むだけではなく、スープや鍋などの料理に利用するのもおすすめです。
調製豆乳の定義
「調製豆乳」は広辞苑に掲載されていないため実際の商品を見てみると、「調製豆乳」は「無調整豆乳」に砂糖や塩、植物性油脂などを加えて飲みやすくしたものであることが分かりました。
「無調整豆乳」はややくせがあり苦手な人もいますが、そのような人は「調製豆乳」がおすすめです。
「調製豆乳」は大豆固形分が6%以上のものと定義されています。
豆乳はたんぱく質が豊富で、さらに大豆たんぱくはコレステロールを下げる効果が期待されています。さらに女性ホルモンのエストロゲンと同等の働きをする大豆イソフラボンが含まれており、美肌や更年期障害の改善、骨粗しょう症の予防などに効果があるとされています。
つまり「無調整豆乳」と「調製豆乳」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 無調整豆乳は「豆乳のみで作られており、そのまま飲むだけでなく料理にもおすすめである」
- 調製豆乳は「無調整豆乳に砂糖などを加えて飲みやすくしたもの」
となり、料理などに使う場合には「無調整豆乳」が、そのまま飲むには飲みやすい「調製豆乳」が人気であることが分かりました。
オーツミルクとアーモンドミルクと豆乳の違いはこちらでまとめています。
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