「パイ」と「タルト」の違い、あなたは説明できますか?
“アップルパイ”や”りんごのタルト”など、パイとタルトはどちらも丸い生地のサクサク食感で似たような印象があるかもしれません。

このページを読めば「パイ」と「タルト」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
パイの定義
「パイ」を広辞苑で調べると、
小麦粉・バターなどから作った生地で、果物の甘煮または肉類などを包んだり、生地の上にのせたりして、オーブンで焼いた洋菓子、または料理。
広辞苑 第七版 2305Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで、「パイ」は小麦粉の生地にバターを織り込んで焼き上げたものであることが分かりました。
パイには、リーフパイやうなぎパイのように生地そのものを食べるお菓子もあれば、アップルパイやチョコレートパイのように中に具材を包んだ洋菓子、またはミートパイや、「〇〇のパイ包み」のようなお食事となるようなものなど、多くの種類があります。

タルトの定義
「タルト」を広辞苑で調べると、
果物・ジャムなどをのせた円形の焼き菓子。タート。
広辞苑 第七版 1837Pより [発行所:株式会社岩波書店
とのことで「タルト」は円形の焼き菓子であることが分かりました。
タルト生地も小麦粉にバターを使用しますが、バターはパイのように織り込むのではなく「練りこむ」ため、層にならずザクザクとした食感が特徴です。
また、お菓子であるタルトは焼き上げた生地の中にカスタードなどを詰めてフルーツをトッピングするなどし、表面を生地で覆うことはしません。

つまり「パイ」と「タルト」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- パイは「小麦粉などの生地にバターを織り込んだもので、甘いお菓子のほか、肉や魚を包んだ料理にもなる」
- タルトは「小麦粉などの生地にバターを練りこんだ円形の焼き菓子で、上にクリームやフルーツをのせる」
となり、食事にもなるパイに対し、タルトはお菓子であることが分かりました。
また、様々な形のパイに対し、タルトは「円形」となります。
確かに冷凍のパイ生地は四角いものが多いですが、タルトの型は円形のみが売られています。
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