「フォカッチャ」と「チャバタ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも見た目がよく似たパンですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「フォカッチャ」と「チャバタ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
フォカッチャの定義
「フォカッチャ」を広辞苑で調べると、
平たくのばして焼いたイタリアのパン。オリーブや香草などを混ぜたものもある。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「フォカッチャ」はピザのように平たい形をしたパンであることがわかりました。
「フォカッチャ」はイタリア発祥のパンで、イタリア語で火を意味しています。
焼き上がりが膨らみすぎず平たくなるように、伸ばした生地に敢えてくぼみをつけて焼き上げます。
普通のパンと基本的に材料は同じですが、バターの代わりにオリーブオイルを入れることが特徴的です。
「フォカッチャ」はオリーブオイルと塩を混ぜたものにつけて食べるのが一般的です。
チャバタの定義
「チャバタ」は広辞苑に掲載がないため実際のレシピなどを調べてみたところ、イタリア発祥の四角く薄い形をした、フォカッチャと似たようなパンであることが分かりました。
味もフォカッチャと似ているため一見区別がつきにくいですが、形状は様々で表面にくぼみがあるフォカッチャに対して「チャバタ」は単に四角い形をしています。
また、食感はフォカッチャよりもしっとりモチモチしており、水分量が多いのも特徴です。
材料はフォカッチャと変わらず、バターの代わりにオリーブオイルを使用しています。
どちらも乳製品を使用しないため、ヘルシーなパンとして人気です。
つまり「フォカッチャ」と「チャバタ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- フォカッチャは「平らに伸ばした生地にくぼみをつけ、乳製品を使わずに焼き上げたパン」
- チャバタは「フォカッチャと材料は似ているが、四角い形でしっとりモチモチした食感のパン」
となり、「フォカッチャ」は丸や四角など様々な形があるのに対し、「チャバタ」は四角い形をしており水分量が多いため食感がフォカッチャとは異なることが分かりました。
コッペパンとロールパンの違いはこちらでまとめています。
コメント