「バター」と「発酵バター」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも料理やパンに塗るバターのことですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「バター」と「発酵バター」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
バターの定義
「バター」を広辞苑で調べると、
乳製品の一つ。牛乳などのクリームを攪拌して作る。脂肪とビタミンA・Dに富む。パンにつけて食べるほか、料理・製菓にも用いる。発酵乳が原料のファーメント‐バターもある。乳酪(ニュウラク)。牛酪(ギュウラク)。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「バター」は乳製品の一つで、牛乳から作られていることが分かりました。
「バター」は原料となる牛乳から分離したクリームを攪拌させ残った塊を洗い、バターミルクを除去して作ります。
家庭では動物性の生クリームを容器に入れて長時間振ることで脂肪分が固まってきます。水分を抜いたら完成です。お好みで塩を少量加えてもおいしく食べられます。
発酵バターの定義
「発酵バター」は広辞苑に掲載されていないため、Wikipediaや実際のレシピ等を調べると、「発酵バター」は「バター」を作るためのクリームを発酵させて作ったバターであることが分かりました。
「発酵バター」は原料となるクリームに乳酸菌を加えて発酵させます。
家庭で作るときは、動物性の生クリームにプレーンヨーグルトを加え、ヨーグルトメーカーなどで発酵させ、その後冷蔵庫で熟成させます。ミキサーにかけて攪拌させると脂肪分と水分に分離するため、水分を抜いたら完成です。
「発酵バター」は「バター」の風味にヨーグルトのような酸味が加わった味わいが特徴です。
乳酸菌を加えているため、腸内環境を整えてくれる効果があります。
つまり「バター」と「発酵バター」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- バターは「牛乳などからとれるクリームを攪拌することで固まった脂肪分を取り出したもの」
- 発酵バターは「クリームに乳酸菌を加えて発酵させてから作られるバター。ヨーグルトのような酸味が加わっているのが特徴である」
となり、「バター」と「発酵バター」は同じバターで製造工程もほとんど同じですが、「発酵バター」はひと手間加わっていることが分かりました。
ソテーとムニエルの違いはこちらでまとめています。
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