「半熟卵」と「温泉卵」の違い、あなたは理解していますか?
温泉卵と半熟卵はどちらもトロリとしているため区別がつかない人もいるかもしれません。
このページを読めば「半熟卵」と「温泉卵」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
半熟卵の定義
黄身や白身が固くなり過ぎない程度に煮またはゆでた鶏卵。
広辞苑 第七版 2414Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、白身はある程度硬く、黄身はトロトロした状態の卵を指します。
色んな作り方がありますが、多くは黄身に火が通らないようには沸騰したお湯で短時間で作ります。
また、オムレツや卵焼きなど、焼き料理でも卵を半熟状態にすることは出来ますが「半熟卵」と呼ばれるものは煮たり茹でたりして白身が硬く黄身がとろとろの卵を指します。
加熱時間の短い半熟卵はすぐに出来るため、好みの湯で時間を見つけられればとても簡単な料理です。
温泉卵の定義
卵黄が半熟状で、卵白がいくらか固まっている状態のゆで卵。セ氏65〜68度の定温を長時間加えるとできる。温泉の熱を利用して作ったことからの名。
広辞苑 第七版 464Pより [発行所:株式会社岩波書店]
「温玉(おんたま)」と呼ばれることも多い温泉卵は黄身と白身のどちらもが、完全に火は通っておらず白身もプルンとしているのが特徴です。
65℃くらいのお湯に殻ごとの卵を長時間入れておくことで黄身は半熟、白身もある程度固まった状態にすることができます。
自宅で作る場合には、電子レンジでの調理法や火を止めたお湯に入れておくなど安全に簡単に作ることが出来ます。
また、温泉卵は、温泉の熱で作ったのが由来ですが温泉の熱で作らず自宅で作ったものでも状態が同じであれば「温泉卵」と呼べますし、反対に固茹での卵であっても温泉の熱を利用して作れば「温泉卵」となります。
つまり「半熟卵」と「温泉卵」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 半熟卵は「白身は硬く、黄身はトロトロの卵で、短時間で煮たり茹でたりして作る」
- 温泉卵は「白身ははある程度固まり、黄身は半熟の卵で、65℃程度のお湯で長時間かけて作る」
となり茹でる温度、時間、白身の硬さが違うことが分かりました。
短時間で作りたい場合には半熟卵、時間がかかってもネットリとした卵が好きな場合には温泉卵が合うようです。
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