「シナチク」と「メンマ」と「穂先メンマ」の違い、あなたは説明できますか?
どれも筍の惣菜で、特にラーメンのトッピングの具材としてお馴染みですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「シナチク」と「メンマ」と「穂先メンマ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
シナチクの定義
「シナチク」を広辞苑で調べると、
メンマに同じ。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「シナチク」は「メンマ」と同じであることが分かりました。
もともとは「シナチク」と呼ばれていた惣菜ですが、ラーメンのトッピングとして定番となり、ラーメンの“メン”と原材料である麻竹の“マ”と組み合わせて「メンマ」と呼ばれるようになりました。
メンマの定義
「メンマ」を広辞苑で調べると、
(中国語)中国産の麻竹(マチク)の筍(タケノコ)を細かく刻んで発酵させ、乾燥または塩漬にした食品。中華そばの具などに用いる。しなちく。乾筍(カンスン)。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「メンマ」は中国産の麻竹の筍を細かく刻んで発酵させた後、乾燥または塩漬けした食品であることが分かりました。
「メンマ」の作り方は、麻竹と呼ばれる筍を茹でてアク抜きをし、1ヶ月ほど時間をかけて発酵させます。その後乾燥させてから水で戻す工程を何度か繰り返すことで完成するのです。
穂先メンマの定義
「穂先メンマ」は広辞苑に掲載されていないため、実際の商品を見てみると、「穂先メンマ」は筍の穂先を使って作ったメンマであることが分かりました。
「穂先メンマ」は一般的な「メンマ」や「シナチク」と比べて柔らかい食感が特徴です。
つまり「シナチク」と「メンマ」と「穂先メンマ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- シナチクは「メンマと同じ。はじめはシナチクと呼ばれていたが、いつからかメンマと呼ばれるようになった」
- メンマは「麻竹という種類の筍を使って作る台湾の惣菜」
- 穂先メンマは「麻竹の穂先を使って作るメンマ。柔らかい食感が特徴である」
となり、「シナチク」と「メンマ」は呼び方は違えど同じものであり、「穂先メンマ」は食感が違うことが分かりました。
ラーメンとタンメンと中華そばの違いはこちらでまとめています。
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