「ホウレンソウ」と「スピナッチ」の違い、あなたは説明できますか?
外食すると、ホウレンソウ?と思ったものに「スピナッチ」と書かれていることがありますが、これはホウレンソウとは別物なのでしょうか。
このページを読めば「ホウレンソウ」と「スピナッチ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ホウレンソウの定義
(ホウレンは唐音。もとネパールの地名)ヒユ科(旧アカザ科)の一年生または二年生葉菜。雌雄異株。イラン原産とされる。16世紀頃に渡来。世界各地で広く栽培。品種が多く、東洋種と西洋種に分ける。
広辞苑 第七版 2684Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで日本ではお浸しなどで食べることも多いホウレンソウですが、インドカレーにもホウレンソウカレーがあったり、キッシュなどにもホウレンソウが使われていたりなど、世界各地で栽培されて、食されている野菜であることが分かりました。
スピナッチの定義
スピナッチは広辞苑に掲載が無いため、料理サイトなどでリサーチしたところ、ホウレンソウの英語名が「スピナッチ(Spinach)」であることが分かりました。
つまり、ホウレンソウ=スピナッチです。
しかし、”ほうれん草のお浸し”や”ほうれん草の胡麻和え”などには「ホウレンソウ」が使用されますが、”クリームスピナッチ”や”スピナッチサラダ”など、オシャレ感漂う洋風のレシピには「スピナッチ」を使用する傾向があります。
また、サラダ用ほうれん草の幼葉は「ベビースピナッチ」という名称で販売されています。
つまり「ホウレンソウ」と「スピナッチ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ホウレンソウは「世界各地で栽培され食されているメジャーな緑黄色野菜」
- スピナッチは「ホウレンソウの英語名であり、ホウレンソウと全く同じもの」
となり、種類などが違うのではなく全く同じものであることが分かりました。
つまり、「クリームスピナッチ」や「スピナッチサラダ」などの料理は「クリームホウレンソウ」や「ホウレンソウサラダ」でも問題ないのです。
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