「喫茶店」と「カフェ」の違い、あなたは説明できますか?
昔懐かしい感じのするのが喫茶店、オシャレなのがカフェ、そんなイメージがあるかもしれません。
このページを読めば「喫茶店」と「カフェ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
喫茶店の定義
コーヒー・紅茶などの飲物、菓子・果物や軽食を客に供する飲食店。
広辞苑 第七版 719Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、喫茶店は「喫茶店営業許可」を得ている店のことを指します。
「喫茶店営業許可」ではアルコールは禁じられ、主にお茶やコーヒーなどの飲み物を提供する場所で、食事はお菓子やフルーツ、トーストなどの簡単な軽食の提供のみが許可されています。
喫茶店と言えばナポリタンなどの食事が浮かびますが、調理を必要とするため「喫茶店営業許可」においては禁止です。
つまり、「喫茶店」と名の付くお店でも食事の提供をしている場合は調理が可能な「飲食店営業許可」を得ていることになります。
カフェの定義
主としてコーヒーなどの飲み物を供する店。日本では幕末の横浜に始まり、東京では1888年(明治21)上野で開店した可否カッヒー茶館が最初。珈琲店。喫茶店。
広辞苑 第七版 598Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで近代的なオシャレなイメージのあるカフェですが、日本でも大昔から存在したことが分かりました。
カフェは「飲食店営業許可」を得ている飲食店であり、コーヒーや軽食がメインとなるお店が多いですが、実際にはアルコールや料理の提供が可能です。
また、フランスなどのカフェに倣ってオープンテラスのあるお店が多いのも特徴です。
さらには「カフェ」と名の付くお店でもコーヒーや軽食のみの提供であれば取得しているのは「喫茶店営業許可」である場合もあります。
つまり「喫茶店」と「カフェ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 喫茶店は「喫茶店営業許可を取得しており、アルコール以外の飲料と軽食を提供する店」
- カフェは「飲食店営業許可を取得しており、コーヒーなどの他にアルコールや料理の提供が出来る店で、テラス席があることが多い」
となり、オシャレな雰囲気でカフェと思っていても法律上では喫茶店であったり、その逆の場合もあることが分かりました。
しかしどちらも主にコーヒーをメインで提供している点が共通でもあります。
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