美容室と理容室の違い、あなたは説明できますか?
男性の髪や髭を剃るのが理容室、カットやカラー、パーマなどをするのが美容室というイメージがありますが明確な違いは一体何なのでしょうか。
このページを読めば「美容室」と「理容室」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
美容室の定義
広辞苑には「美容室」ではなく「美容院」で掲載がありました。
パーマ・結髪などの美容術を行う施設・営業。ビューティー‐サロン。
広辞苑 第七版 2493Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、そこで働くのは「容姿を美しくするための美容術を施すことのできる美容師免許を持った”美容師”」であることが分かりました。
美容室は美容目的のお店であるため、ヘアカットやカラー、パーマ、トリートメント、セットなど客の見た目を美しくするための施術が行われます。
また、日本で「美容師」と言うと髪の毛を扱うプロのことを指しますが、本来「美容」は髪以外にもネイルや化粧のことも指すため、海外で「美容師」と言うとエステティシャンを指す場合があります。
理容室の定義
「理容」を広辞苑で調べると
整髪・ひげ剃りなどをして頭や顔をきちんと整えること。
広辞苑 第七版 3091Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、そこで働くのは理容師免許を持った”理容師”であることが分かりました。
理容室は「美しさ」ではなく「容姿を整えること」を目的とした場所であるため、髪を切る以外にも髭や顔の産毛を剃ってもらうこともできます。
また、理容室でもヘアカラーなどの施術を行うことは出来ますが、理容室は襟足を短くしたり、スポーツ選手のようにキッチリとした髪型にすることを目的としており、また来店するお客さんも「オシャレ」よりも「整えること」や「さっぱりとすること」を目的としている人が多いため、微妙なニュアンスの髪型や髪色は理容師側も経験が少なく、得意としていないことが考えられます。
つまり「美容室」と「理容室」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 美容室は「容姿を美しくすることを目的としており、カットやカラーなどを得意とする店」
- 理容室は「容姿を整えることを目的としており、顔剃りやキッチリと刈り上げた髪型などを得意とする店」
となります。
メイクに必要な場合など、場合によっては美容室でシェービングをしてもらえることもありますが、美容師免許と理容師免許、また美容室と理容室では出来ることが法律によって定められており、施術内容が異なります。
そのため、顔剃りがしたいなら理容室、流行りの色に染めたいなら美容室などと自分のなりたい姿や目的によって選び分けることが大切です。
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