「アプリ」と「Web」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも日常的に耳にするIT用語ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「アプリ」と「Web」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
アプリの定義
「アプリ」を広辞苑で調べると、
アプリケーションの略。特に、スマートフォンなどで用いるソフトウェア。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「アプリ」はアプリケーション(アプリケーションプラグラム)の略語であることが分かりました。
プログラムとは、予定表や計画表といった意味があり、コンピューターに対する手順書のような役割があります。
そのため、コンピューターが正常に動作するためには、いくつものプログラムが必要になります。
一方でアプリケーションとは、日本語で「適用・応用」を意味します。
コンピューターの、基本動作以外のプログラムを指し、アプリケーションソフトウェアとも呼ばれます。
例えば、イラスト作成や写真の加工などのプログラムが「アプリ」となります。
当初はアプリケーションソフトウェアを「応用ソフト」と呼んでいましたが、スマートフォンやタブレットが普及してからは、「アプリ」と略されることが一般的になりました。
Webの定義
「Web」を広辞苑で調べると、
(「クモの巣」の意。世界中に情報の網を張りめぐらすことから。)
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
インターネットで用いられる情報検索システムおよびクライアント・サーバー・システムの一つ。文字のほかに音声・画像を扱うことができ、ハイパーテキスト形式による情報の検索が可能。ワールド・ワイド・ウェブ。
とのことで、「Web」はワールド・ワイド・ウェブの略名ということが分かりました。
アルファベットでWorld・Wide・Webと書くため、「WWW」と略されることもあります。
ちなみに、Webとインターネットは全く違うものです。
「インターネット」とは、コンピューター同士をつなぐネットワークを指します。
IPと呼ばれるプログラムでコンピュータ同士を接続した、世界規模の情報通信網がインターネットです。
一方で「Web」は、世界中のウェブページを結びつけ、文書や画像などのデータを送る仕組みのことです。
ですので、Webはインターネットを通じて、様々なデータをつなぐためのシステム、とも言えます。
つまり「アプリ」と「Web」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- アプリは「アプリケーション・プログラムの略語」
- Webは「ワールド・ワイド・ウェブの略称」
となり、「アプリ」はコンピューターのプログラムの一種で、「Web」はインターネットで用いられるシステムの略語であることが分かりました。
ダウンロードとインストールの違いはこちらでまとめています。
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