「紅あずま」と「紅はるか」の違い、あなたは説明できますか?
どちらもさつまいもの品種ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「紅あずま」と「紅はるか」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
紅あずまの定義
「紅あずま」は広辞苑に掲載がないためインターネットで調べてみたところ、皮の色は少し紫がかった濃い赤色で、果肉の色が黄色いさつまいもであることがわかりました。
日本での流通量が多く、茨城県や千葉県で主に生産されている、関東で人気の品種です。
一般的なさつまいもの糖度はだいたい7度前後であるのに対し、紅あずまの糖度は約14度あります。
そして、紅あずまを加熱処理すると糖度が更に高くなり、約32度になることもあります。
水分は少なめで、しっかりとした甘さが特徴です。
紅はるかの定義
「紅はるか」も広辞苑に掲載がないため実際のレシピ等を見てみたところ、きれいな紡錘形の形状と赤紫色の外皮、薄黄色の果肉が特徴のさつまいもであることがわかりました。
九州地方で主に生産されている品種です。
「紅はるか」という名前は、既存のサツマイモよりも外観や食味が「はるかに優れている」という意味が由来となっています。
紅はるかを焼き芋にしたときの糖度は40度以上で、個体によっては糖度が60度に達することもあります。
強い甘みに加えて、ネットリ系の味わいでありながらホクホクとした食感が楽しめるのも特徴で、さつまいもの良いとこどりをした品種となっています。
つまり「紅あずま」と「紅はるか」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 紅あずまは「水分は少なめで、しっかりとした甘さが特徴のさつまいも」
- 紅はるかは「甘味が強く、水分が多いながらホクホクとした食感のあるさつまいも」
となり、どちらも甘味を追求した品種改良によって作られたさつまいもですが、「紅あずま」はすっきりとした上品な甘さがあるのに対し、「紅はるか」は濃厚でスイーツを思わせるような甘味があることが分かりました。
他にも様々な食べ物や作物に関する違いをまとめています。
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