「改定」と「改訂」と「改正」の違い、あなたは説明できますか?
どれも物事を改めることですが、それぞれに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「改定」と「改訂」と「改正」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
改定の定義
「改定」を広辞苑で調べると、
従来のきまりなどを改め定めること。
広辞苑 第七版 488Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「改定」は物事の今までの決まりごとなどを改めることを意味することが分かりました。
「改定」は決まりという意味の「定める」という字が入っていることから、決まりごとを改める意味で使われます。
主に法律や規則の内容の不備を直して新しく加える際に使う言葉です。
改訂の定義
「改訂」を広辞苑で調べると、
書物や文書などの内容や表現のしかたを改めること。
広辞苑 第七版 488Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「改訂」は書物などの間違いを改めることを意味することが分かりました。
「改訂」は「改めて正す」という意味があり、文書の内容で間違っている部分を正しいものに直すときに使われる言葉です。
改正の定義
「改正」を広辞苑で調べると、
法律などを改めて変えること。
広辞苑 第七版 485Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「改正」は物事を改めて正しくすることを意味することが分かりました。
「改正」は「改めて正す」と書くように、法律や規則の内容の一部をその時代に合ったものに改める際に使われます。
つまり「改定」と「改訂」と「改正」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 改定は「法律などのきまりごとの内容の不備を直し、新たに加えること」
- 改訂は「文書などの内容の間違いを直して改めること」
- 改正は「法律などの決まりごとの内容の一部を適したものに改めること」
となり、「改定」と「改正」は主に法律などの決まりごとを直す際に使用される言葉であるのに対し、「改訂」は文書などの内容の間違いを直して改める際に使用される言葉であることが分かりました。
収めると納めると治めると修めるの違いはこちらでまとめています。
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