「怖い」と「恐い」の違い、あなたは説明できますか?
言葉にすると同じ「コワイ」という言葉ですが、文字を変換する際にどちらにするべきか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。
このページを読めば「怖い」と「恐い」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
怖いの定義
おそろしい。悪い結果が予想され、近寄りたくない。
広辞苑 第七版 1116Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、広辞苑で引くと「怖い」と「恐い」は全く同じ意味であり、使い方も全く同じであることが分かりました。
しかし、国で定められた「常用漢字表」には「こわい」という読みの漢字は「怖い」だけとなっています。
そのため、新聞や公用文書に記載される「こわい」には必ず「怖い」の漢字が充てられています。
恐いの定義
「恐い」は「怖い」と同じ意味であることが分かりましたが、「恐い」は常用漢字表に記載が無いため、個人的な文書で「恐い」と記載するには問題ありませんが、公的文書などには使用することが出来ません。
また、「恐い(こわい)」の読みは常用漢字ではありませんが、「恐」の字は「恐怖(きょうふ)」「恐れる(おそれる)」、「恐ろしい(おそろしい)」は常用漢字となります。
つまり「怖い」と「恐い」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 怖いは「おそろしいの意味で、”恐い”と同じ」
- 恐いは「”怖い”と同じだが常用漢字ではないため、多くの場合”怖い”が使用される」
とのことで、意味や使い方は全く同じものの「常用漢字であるか否か」が大きな違いとなることが分かりました。
確かに「恐」は「恐ろしい」と使用することはあっても「恐い」とい書かれているのはあまり目にしません。
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