トマトの缶詰にある「ホールトマト」と「カットトマト」の違い、あなたは説明できますか?
トマト缶を使用したレシピに「ホールトマト缶」と記載があっても、カットトマト缶で代用している人も実は多いかもしれません。
このページを読めば「ホールトマト」と「カットトマト」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ホールトマトの定義
丸ごと1個のトマト。特に、水煮にして缶詰にしたもの。
広辞苑 第七版 2688Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、缶詰や紙パックで販売されている「ホールトマト」はトマトが丸ごと水煮にされたものであることが分かりました。
更に詳しく料理サイト等でリサーチしたところ、ホールトマトに使用される主なトマトは煮込み料理に向いているとされるイタリア産の細長い”サンマルツァーノ”であることが分かりました。
ホールトマトには種もそのまま入っているため、甘みと酸味があるのが特徴ですが、長時間煮込むことで更に旨みが増し、濃厚な味わいになります。
また、潰して煮込むことで食感も残らないため、トマトソースなどに向いています。
カットトマトの定義
カットトマトは広辞苑に掲載が無いため、料理サイト等でリサーチしたところ、カットトマトは「種がある程度取り除かれた、ダイス状にカットされているトマトの水煮」であることが分かりました。
種が取り除かれているため酸味が少なく、潰す手間もないためそもまま使用できる優れものです。
カットマトトはそのまま食感が残るので、ミネストローネ等の食感を残したい料理に適しています。
また、加熱時間が短くても長くても旨みに変化が無いため、サッと火を通して完成させたい料理にもカットトマトがオススメです。
つまり「ホールトマト」と「カットトマト」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ホールトマトは「トマトを丸ごと水煮にしたもので、煮込むことで旨みが増すため、ミートソースなどに向いている」
- カットトマトは「食感が残るため、スープや短時間で仕上げたい料理に向いている」
とのことで、形だけでなく、種の有無や味わいにも違いがあるため、それぞれの適した料理に使用するのがオススメです。
また、ホールやカットの違いのほか、メーカーによっても使われているトマトの品種が違うため、味わいも若干異なります。
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