「唐揚げ」と「台湾からあげ(ダージーパイ)」の違い、あなたは説明できますか?
日本でも最近話題の台湾のからあげ、「ダージーパイ」ですが、日本の鶏の唐揚げとの違いは何なのでしょうか。

このページを読めば「唐揚げ」と「台湾からあげ(ダージーパイ)」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
唐揚げの定義
「唐揚げ」を広辞苑で調べると、
小魚・鶏肉などを、衣をつけずに、あるいは小麦粉・片栗粉などを軽くまぶして油で揚げること。また、その揚げたもの。
広辞苑 第七版 619Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「唐揚げ」は魚や鶏肉に小麦粉や片栗粉をまぶして油で揚げた食べ物であることが分かりました。
「唐揚げ」は江戸時代に中国から日本へ伝わった料理です。
もともとは豆腐を油で揚げて醤油と酒で味付けをしたものを「唐揚げ」と呼んでおり、鶏肉を揚げるようになったのは昭和時代に入ってからと言われています。
戦後の政策によって養鶏場がたくさん作られるようになったことで、一般家庭の食卓にも鶏肉を使った「唐揚げ」が広まっていきました。
「唐揚げ」は食べやすい大きさに切った魚や鶏肉に、醤油や酒などで味付けをし、衣つけずに、または小麦粉や片栗粉を軽くまぶして油で揚げて作ります。

台湾からあげ(ダージーパイ)の定義
「ダージーパイ」は広辞苑に掲載されていないためWikipedia等で調べてみると、「ダージーパイ」は台湾の屋台でお馴染みの大きい鶏肉の唐揚げであることが分かりました。
「ダージーパイ」は鶏の胸肉丸々1枚を使用し、綿棒などで叩いて薄く伸ばしたものに山椒などのスパイスで味付けします。
タピオカ粉をまぶして油で揚げれば、外はカリカリ中はジューシーな「ダージーパイ」の完成です。

つまり「唐揚げ」と「台湾からあげ(ダージーパイ)」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- 唐揚げは「食べやすい大きさに切った魚や鶏肉に小麦粉や片栗粉をまぶして油で揚げたもの」
- ダージーパイは「鶏胸肉を丸々1枚使用し、衣にタピオカ粉を使用して油で揚げたもの」
となり、日本の鶏の「唐揚げ」と台湾の「ダージーパイ」とでは、大きさ、味付け、衣など全てにおいて異なることが分かりました。
また、日本では鶏を唐揚げにする際は「もも肉」を使用することが多いですが、ダージーパイは胸肉となります。
唐揚げと竜田揚げとザンギの違いはこちらでまとめています。
コメント