「ナシゴレン」と「ガパオ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも海外の米料理ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ナシゴレン」と「ガパオ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ナシゴレンの定義
「ナシゴレン」を広辞苑で調べると、
(ナシは米飯、ゴレンは油で炒める意)インドネシア・マレーシアの焼飯。ケチャップ‐マニス(甘口醤油)などで調味し、サンバル(ペースト状の辛口の薬味)を添えて食べる。
広辞苑 第七版 より [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ナシゴレン」はインドネシア、マレーシアの焼飯であることが分かりました。
「ナシゴレン」は炊いたご飯を鶏肉や野菜などの具材と炒め、甘味調味料であるケチャップマニスや辛味調味料であるサンベルなどで味付けをして作ります。最後に目玉焼きや生野菜をトッピングすれば完成です。
「ナシゴレン」の「ナシ」は飯、「ゴレン」は油で炒めるという意味のインドネシア語です。
ガパオの定義
「ガパオ」は広辞苑に掲載されていないため、Wikipediaや実際のレシピ等を調べると、「ガパオ」はタイの米料理であることが分かりました。
「ガパオ」は「タイホーリーバジル」のことで、「ガパオ」と鶏肉や野菜などの具材を炒めでオイスターソースやナンプラーなどで味付けをしたものを白米の上にのせ、目玉焼きをトッピングすれば完成です。
タイでは「ガパオライス」と言っても通じません。タイで定番の「ガパオライス」を食べたいときは「カウ・パット・ガパオ・ガイ」と伝えましょう。
つまり「ナシゴレン」と「ガパオ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ナシゴレンは「インドネシア、マレーシアの焼飯で、ご飯と具材を炒めて味付けをし、目玉焼きと生野菜をトッピングしたもの」
- ガパオは「タイの米料理で、具材を炒めて味付けをし、目玉焼きとともに白米にトッピングしたもの」
となり、「ナシゴレン」と「ガパオ」は同じ海外の米料理ですが、発祥の国や作り方に違いがあることが分かりました。
米と雑穀の違いはこちらでまとめています。
コメント