「ちくわ」と「ちくわぶ」の違い、あなたは説明できますか?
どちらも真ん中に穴が空いた筒状の見た目で、スーパーでもお馴染みの食材ですが、両者に明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ちくわ」と「ちくわぶ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ちくわの定義
「ちくわ」を広辞苑で調べると、
(切口が竹の輪切りに似ているからいう)魚肉をすって、竹または真鍮しんちゅうなどの金属の串に塗り付けて棒状にし、あぶりまたは蒸した食品。
広辞苑 第七版 1866Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ちくわ」は魚でできている練り物であることが分かりました。
作り方は、スケトウダラなどの魚に、塩、砂糖、卵白、デンプンを加えて練り、竹や金属の棒に塗って焼いたり蒸したりします。
スーパーなどでよく見かけるちくわは焼きちくわと呼ばれるもので、そのまま食べたり、切ってサラダや炒め物、煮物などに加えてもおいしく食べられます。
ちくわぶの定義
ちくわぶを広辞苑で調べると、
小麦粉・水・塩を合わせて練ったものを棒などに巻き付けて加熱し、竹輪の形に似せて作った食品。関東などでおでん種として用いる。
広辞苑 第七版 1866Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、「ちくわぶ」の材料には魚は使われていないことが分かりました。
もともとは関東圏のローカルフードでしたが、近年知名度が上がり、全国チェーンのスーパーなどでは関東以外の地域でも売り場で見られることもあります。
食べ方は、主におでんの具として食べられることが多いようですが、ちくわぶ自体に味はなく、だし汁をたっぷり吸わせてもちもちした食感を楽しむものです。
つまり「ちくわ」と「ちくわぶ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ちくわは「魚のすり身を使った練り物」
- ちくわぶは「小麦粉と塩、水を混ぜて作ったもの」
となり、「ちくわ」は原材料が魚であるのに対し、「ちくわぶ」の原材料は小麦粉であることが分かりました。
白はんぺんと黒はんぺんの違いはこちらでまとめています。
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