ガトーフレーズとショートケーキの違い、あなたは説明できますか?
ケーキ屋さんに必ずあると言えるほど大定番のイチゴが乗った白いクリームのスポンジケーキには「ショートケーキ」や「イチゴのショートケーキ」、または「ガトーフレーズ」と書いていることが多いですが、ショートケーキとガトーフレーズに明確な違いはあるのでしょうか。
このページを読めば「ガトーフレーズ」と「ショートケーキ」の違いがわかります。
広辞苑より
広辞苑 第七版で各言葉は次のように表現されています。
ガトーフレーズの定義
「ガトーフレーズ」、「フレーズ」は広辞苑に掲載がないため「ガトー」を調べると
菓子。ケーキ。
広辞苑 第七版 585Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで「フレーズ」について菓子店のサイト等でリサーチしたところ、「フレーズ」はフランス語で「イチゴ」であることが分かりました。
つまり、ケーキ屋さんの「ガトーフレーズ」とは「イチゴのケーキ」のことだったのです。
そのため日本のケーキ屋さんでは、スポンジ・生クリーム・いちごで構成されたケーキを「ガトーフレーズ」という名で販売されていることが多くありますが、中には生のイチゴを使用した物を「ショートケーキ」、イチゴのジャムを使用したケーキを「ガトーフレーズ」と区別している店舗もあるなど様々です。
ショートケーキの定義
「ショートケーキ」を広辞苑で調べると
洋菓子の一種。スポンジ‐ケーキを台として、それを重ねた間や上に、クリーム・果実などをのせたもの。
広辞苑 第七版 1462Pより [発行所:株式会社岩波書店]
とのことで、ショートケーキのショートには諸説ありますが食用加工油脂である「ショートニング」を使用していることが由来となったとも言われています。
そのため「ショートケーキ」=イチゴが乗っているものという認識があったり、ホールケーキを切り分けたカットケーキをショートケーキとする認識を持っている方も多くおられるかもしれませんが、実際は乗せるフルーツに決まりはなく、またケーキの大きさにも制限はありません。
つまり「ガトーフレーズ」と「ショートケーキ」の違いは?
つまりそれぞれの違いは
- ガトーフレーズは「フランス語でイチゴのケーキを指す」
- ショートケーキは「スポンジケーキと生クリーム、果物で構成されたケーキで果物の種類や大きさは問わない」
となります。
そのため店によってはガトーフレーズ=イチゴのショートケーキである場合もあれば、生のいちごを使用したショートケーキと、イチゴジャムを使用したガトーフレーズの2種類を扱う店があるなど様々となります。
ガトーショコラとブラウニーの違いなどについてもまとめていますので、宜しければご閲覧下さい。
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